

スタンダードタイプの洋室(定員3名)。界 ポロトは全室がレイクビュー。
場所は新千歳空港から車で40分ほどの場所に位置し、電車でも最寄の白老駅から徒歩で約10分とアクセスの良さも魅力的。建物は、自然美を最大限に楽しめるようポロト湖畔に寄り添うようにつくられている。
テラスと露天風呂がついた特別室(定員2名)。
建物はアイヌ民族の家(チセ)に着想を得て設計され、部屋には"炉"をイメージした四角いテーブルがあるなど、あちこちにアイヌ文化を投影。客室はすべてレイクビューで、ポロト湖の先には樽前山が望める。露天風呂付きの部屋もあり、デトックスにはもってこいの施設である。世界的にも珍しい「モール温泉」は美肌の湯

とんがり湯小屋は露天風呂と内湯、湯上がり処も完備。
白老町は「モール温泉」という、世界的にもレアな温泉が湧き出る土地。お湯は植物由来の有機物を含み、茶褐色でとろみがあるという特徴を持つ。施設内の大浴場は2カ所。ひとつ目はホテルから独立した、とんがりの湯小屋と呼ばれる「△湯(さんかくのゆ)」。アイヌ建築を取り入れたこだわりの構造で、露天風呂の眺めは写真の通り。朝風呂ではサンセットを拝むこともでき、自然の恵みを存分に享受できそうだ。
宿泊棟内にある◯湯。開放的な△湯に対して、洞窟にいるような空間
もうひとつは宿泊施設の中にある内風呂「◯湯(まるのゆ)」。ドーム天井から差し込む陽の光を浴びながら、地中から湧き出るモール温泉のパワーを味わうことができる。--{}--温泉効果をさらに高める現代湯治プログラム

呼吸法やストレッチを指南する、うるはし現代湯治のガイドブック。
「界」では温泉に入る効果をより高めるための工夫を各施設で取り入れている。例えば、温泉にまつわる知識やストレッチの方法などを紹介したり、朝にはユニークな体操プログラムもある。ウォーキング用のコースマップも用意があり、それらをフルに活用して現代湯治をするのもひとつの過ごし方だ。
アイヌ文化を感じられる基本会席。
夕食は半個室の食事処での会席料理。北海道ならではの食材を使った肉料理や海鮮料理を楽しむことができる。毛蟹の鍋を楽しむプランもあるので、予約ページのオプションをご確認あれ。アイヌ文化を体験するアクティビティも

トラベルライブラリーではこの地にまつわる本とコーヒーが楽しめる。
現代建築とアイヌ文化を見事に融合した「界 ポロト」。隣にはウポポイがあるのだが、ここではアイヌ文化の体験機会もある。コーヒー片手にこの土地にまつわる本で“カルチャートリップ”ができるライブラリーもあれば、ハーブを使用し、アイヌの自然観を学べる魔除けづくりも無料で参加できる。
こちらは「イケマと花香の魔除けづくり」。
今後はアイヌ文様の刺繍をするおこもりグッズも利用できるので、おひとり様滞在もウェルカムである。
訪れるシーズンによって景色はこんなにも違う。
すでに夏の予約は埋まりつつあるという「界 ポロト」。