誰でも安心してハンドルを握れる「ゴルフトゥーラン」

フォルクスワーゲン「ゴルフトゥーラン」(2004年2月~2015年12月)
5代目ゴルフをベースに開発された3列シート7人乗りのミニバンが初代ゴルフトゥーラン。ベースのゴルフより200mm近く長いが、それでも全長は4390mm(デビュー当時)と現行型トヨタ・ヴォクシーより約300mm短い。日本の住宅街でも乗りやすいサイズだから、運転に自信がないというパートナーもこれなら安心してハンドルを握れるハズだ。
ワゴンだけど雪も泥もガンガンいける「XC70」

ボルボ「XC70」(2002年11月~2007年10月)
ボルボ・V70の最低地上高を上げて悪路走破性を高めたのがXC70。2000年9月にV70XCの名前でデビューしたが、2003年モデルから新しい4WDシステムを搭載するのに合わせてXC70に改名された。ちなみに新しい4WDシステムは電子制御等によってより細かな前後へのトルク配分が可能に。合わせて排気量も2.4Lから2.5Lへとアップし、パワー&トルクも向上している。
日本にちょうどいいランドローバー「フリーランダー」

ランドローバー「フリーランダー」(2001年2月~2007年4月)
レンジローバーとディスカバリーを作ってきたランドローバーが、初めてエントリーモデルとして作ったコンパクトSUV。全長約4.4m、全幅約1.7mと日本で乗るにはちょうどいいサイズの本格派4WDだ。しかも一般的な5ドアのほかに、後席を幌が覆う3ドアモデルもあった。3ドアは後席の幌を取っ払うとオフローダー感が増して、目立ち度バツグンなのだが、売れ行きが思わしくなかったのだろうか、2003年に3ドアは廃止されてしまった。
ハズしにピッタリな「ナイトロ」

ダッジ「ナイトロ」(2007年6月~2012年12月)
3代目ジープ・チェロキーのプラットフォームを使い、ダッジブランドのSUVとして開発されたのがナイトロ。3代目チェロキーより一足早く日本へ導入された。大きく張り出したフロントフェンダーやスクエア基調のボディこそチェロキーに似ているが、ダッジ独特の十字グリルが強烈な個性を放つ。
街乗り中心だけど遊び心も忘れない「パトリオット」

ジープ「パトリオット」(2007年8月~2013年5月)
今でこそレネゲードやコンパスと、日本で乗りやすいコンパクトなSUVをラインナップするジープだが、その始まりはパトリオットから。全長約4.4m×全幅1.8mと、3代目チェロキーよりひと回り小さなサイズに2.4Lと、当時のジープとしては小排気量なエンジンを搭載してデビューした。
ちなみにトランスミッションは日本のジャトコ製CVT。
基本的に前輪のみで走り、必要に応じて後輪も駆動させるフルタイム式4WDで、4WD固定も可能なシステム。街乗り重視ではあるけれど、ジープだもの、悪路だってもちろん走れるぜ、という1台だ。グレードの2つ「スポーツ」には汚れに強いシート生地が採用されたり、もう1つの「リミテッド」グレードにはリアゲートを開けると外へ向かって音楽を流せる専用スピーカーが備わるなど、遊びの相棒としてもオススメだ。もはや名作多目的車の域に達した「カングー」

ルノー「カングー」(2002年3月~2009年8月)
商用車がメインだけれど、週末の遊びにも使える車として誕生したのが初代カングー。全長約4m×全幅約1.7mだが、全高は1.8mを超える。そんな背高ワゴンは、本国フランスでは郵便局やパン屋、配達業などにも使われるため、“道具”感が強く、それが遊び好きの日本人の心をくすぐりヒットした。