協同商事 コエドブルワリー 代表取締役社長 朝霧重治さん Age 49●1973年、埼玉県川越市生まれ。’97年一橋大学を卒業し、三菱重工に入社。

’70年代から無農薬無化学肥料栽培に注目し、現在では全国の生産者から多種多様な有機栽培の青果物の専門商社。事業は「青果花き」「ビール」「物流」からなる。ビールは海外でも人気を博しており、欧米の品評会において受賞多数。物流事業では、青果物配送のスペシャリストとして保冷車での丁寧な物流を請け負っている。
まちづくりの次なる一手は、川越駅前にオープンした「コエドブルワリーザレストラン」だ。「日本でクラフトビールを醸造しているブルワリーは、欧米各国と比べてごくわずか。逆に言えばブルワリーがある地域が特殊で、街の個性になるんです。ここを起点に川越をビール文化のある街にしたい。例えば、仕事帰りのお母さんが子供を連れてレストランにきて、ご飯を食べる子供を見ながら一杯飲む。そんな姿を見て育った子供たちはビールに対するリテラシーが自然と高まっていく。そういう環境を増やすことが日常生活にビールが溶け込んでいくきっかけになると思うんです」。
今回着用したピーティートリノ デニムは、リサイクルコットン98%で仕上げたサステナブルなデニム。その一方、エコな素材を使用しながらも素材感やはき心地は、デニムラバーも大満足なナチュラルなもの。「細身のシルエットですが、適度にストレッチが効いていてはき心地はバツグン。あと、いつもより美脚に見えるのもうれしいですね(笑)。異業種とはいえ、地球環境に配慮したもの作りは弊社も取り組んでいることですので、勝手に愛着が湧いちゃいました」。デニム3万8500円/ピーティートリノ デニム(ピーティー ジャパン 03-5485-0058)、Tシャツ2万8600円/ストーンアイランド 03-5860-8360、スニーカー1万4300円/アディダス オリジナルス(ビリーズ エンター 渋谷店 03-5466-2432)、ソックス1980円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店 03-3479-8180)
廃棄食品を減らして、街を豊かにしようと作られたビールが現在では、日本中で手に入るだけでなく、世界25カ国で販売されている。しかし、その視線の中心はいつも地元にある。今年の1月には、さいたま市に「ORGANIC & CO.」をオープンさせた。オーガニック野菜の販売所に、クラフトビールや野菜スムージーが飲める“ボタニカル・バー”を併設する。「若者が、オーガニック野菜を身近に感じてくれるきっかけになりたい」と意気込む。朝霧さんは、今日も地域と協同しながら、世代を超えて愛される事業を手掛け続ける。