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唯一無二のスタイルで人気のジープ「ラングラー」。旧型でさえ中古車の価格は爆上がり中だ。


そんな人気者は、歴代多くのボディカラーがあることでも有名。その中で愛車のカラーを選ぶなら、やはり“スタイルや意味がある”色を選びたくなるのが、車好きの心情だろう。

そこで狙い目は限定色。限定車や多くの特別仕様車の中から、出合ったら迷わずゲットしたい“スタイルのある色”のラングラーを紹介!



都会派には「グラナイトクリスタルメタリック」

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選

ラングラーアンリミテッド アルティテュード(2018年)


厳ついスタイルで都会を走りたい、というラングラー好きは多いはず。そうなるとボディ色はやっぱり白・黒・シルバー!? けれどそれではフツーだしな、と思うならそこは「グラナイトクリスタルメタリック」をどうぞ。

2018年に旧型最後の特別仕様車として登場したのが「ラングラーアンリミテッド アルティテュード」。ゴビ砂漠をイメージしたカラー「ゴビ」をはじめ、最後の大盤振る舞いとばかりに複数の特別色が用意された。

そのひとつが「グラナイトクリスタルメタリック」。ブラックでもガンメタでもない、独特の深い色あいが魅力だ。

現行型でも人気が高いようで、「投票による人気色を採用した」とする80thアニバーサリーエディション(2021年発売)にも設定されたほど。

足元もグロスカラーのブラックが塗られたアルミホイールで、フロントグリルもブラックアクセントが採用されるなど、全体的にシックにまとめられている。山や海だけじゃなく、高層ビル群にも映えるラングラーだ。



キャ◯テンアメリカな「ハイドロブルー」

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選

ラングラーアンリミテッド フリーダム エディション(2014年発売)


米軍の軍用車から生まれたラングラーだけに、やっぱりミリタリーなイメージは欲しい、と思っているならオリーブだけでなく、「アンリミテッド フリーダム エディション」を探してみよう。

2014年に限定150台で販売されたこの特別仕様車は、「第二次世界大戦の連合国軍の軍用車両」の復刻版という位置付けで、米軍への感謝の意が込められた限定モデルだ。


ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選



フロントフェンダーには「Oscar Mike(軍事用語でOn the Move[移動中、向かっている]を意味する)」バッチや、ボンネットとリアに米軍をイメージさせる星のデカールが飾られている。

ボディカラーにはブラックのほかに、星条旗ブルーを思わせる写真の特別色「ハイドロブルー」が用意された。

ブルーに星といえば、あのキャプテンを連想してしまうが、米軍車両の復刻版に、米軍のスペシャルソルジャーとして生まれたヒーロー感までプラスされると考えれば、これは究極のミリタリーカラー!?
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映画の世界に入り込める「モハベサンド」

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選

ラングラーアンリミテッド モハベエディション(2016年)


上述のハイドロブルーしかり、オリーブグリーンばかりがミリタリーカラーじゃない。ベージュもやっぱり外せないだろう。

けれど単なるベージュじゃ味がない。そこでラングラーアンリミテッドに用意されたのが“砂漠カラー”。

映画『バグダットカフェ』で、寂れたカフェがあったモハベ砂漠。カリフォルニア、ユタ、ネバダ、アリゾナにまたがるこの砂漠に舞う、乾いた砂をイメージした特別色「モハベサンド」を纏った限定車が「ラングラーアンリミテッド モハベエディション」だ。

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選



モハベ砂漠にはエドワーズ空軍基地があり、同砂漠を突っ切るルート66を同車が爆走していても何の違和感もないだろう。

ジープらしく星条旗のデカールが左右に備わるのだが、鮮やかな星条旗ではなく、砂漠っぽい配色なのもこの限定車の特徴のひとつ。

しかも「進行方向に星が来るようにする」という考えに基づき、右側に貼られた星条旗の星は、本来の左上ではなく右上に配置されている。そんなギミックも楽しいモデルだ。



現行型でもやっぱり大人気の「サージグリーン」

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選

ラングラーアンリミテッド 75th アニバーサリーエディション(2016年発売)


やっぱりジープには、オリーブカラーがよく似合う。2020年に販売された現行型の特別仕様車の名は、そのものズバリ「ラングラーアンリミテッド サージグリーン」。


300台限定で販売されたがもちろん完売している。

そのチャンスを逃した!と悔しがる前に、実は旧型にもあった「サージグリーン」の特別仕様車を探してみよう。

2016年に販売された「ラングラーアンリミテッド 75th アニバーサリーエディション」がそれで、サージグリーンのボディ色が120台限定で販売されていた。

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選



ジープブランド生誕75周年を記念したモデルで、フロントシートには誕生年の「1941」が刻まれている。またフロントのエンブレムには、サージグリーンに似合うブロンズカラーがアクセントとして用いられた。

第二次世界大戦中にヨーロッパ大陸を駆け抜けていた同車の先祖「ウイリスMB」を彷彿させるボディカラーだけに今でも人気は衰えておらず、見つけたら即買いが正解だ。



“あえて”を選びたい個性派へ「エクストリームパープル」

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選

アンリミテッド・アルティテュード(2018年発売)


ミリタリーとか都会派とか、そういうんじゃなくて、とにかく他人と違うラングラーが欲しいんだよ、なら特別色「エクストリームパープル」はどうだろう。

エクストリームパープルの「エクストリーム」は、エクストリームスポーツが由来。ミリタリーイメージの強いジープブランドだけど、道を選ばず進む冒険心は、エクストリームスポーツとも親和性がある。

実際、2000年代のラングラー(TJ型)には「エクストリームスポーツ」という特別仕様車が販売されたこともあるし、現在も末弟にあたるレネゲードはエクストリームスポーツからインスピレーションを得たディテールがインテリアにちりばめられているほどだ。

ジープ乗るなら何色? カラバリ豊富な「ラングラー」の中でも、スタイルのある特別色5選

アンリミテッド バックカントリーエディション(2016年)


そんなジープブランドの新たな魅力を引き出す「エクストリームパープル」だが、実は2度登場している。

ひとつは2016年に限定80台で販売された「バックカントリーエディション」、もう一つは、一番上のグラナイトクリスタルメタリックと同じ最後の特別仕様車「アルティテュード」。


鮮烈なパープルは、過酷な環境を走破するラングラーの中でも、よりエクストリームなスタイルのラングラーと言って良いだろう。
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