都会派には「グラナイトクリスタルメタリック」

ラングラーアンリミテッド アルティテュード(2018年)
厳ついスタイルで都会を走りたい、というラングラー好きは多いはず。そうなるとボディ色はやっぱり白・黒・シルバー!? けれどそれではフツーだしな、と思うならそこは「グラナイトクリスタルメタリック」をどうぞ。2018年に旧型最後の特別仕様車として登場したのが「ラングラーアンリミテッド アルティテュード」。ゴビ砂漠をイメージしたカラー「ゴビ」をはじめ、最後の大盤振る舞いとばかりに複数の特別色が用意された。そのひとつが「グラナイトクリスタルメタリック」。ブラックでもガンメタでもない、独特の深い色あいが魅力だ。現行型でも人気が高いようで、「投票による人気色を採用した」とする80thアニバーサリーエディション(2021年発売)にも設定されたほど。足元もグロスカラーのブラックが塗られたアルミホイールで、フロントグリルもブラックアクセントが採用されるなど、全体的にシックにまとめられている。山や海だけじゃなく、高層ビル群にも映えるラングラーだ。キャ◯テンアメリカな「ハイドロブルー」

ラングラーアンリミテッド フリーダム エディション(2014年発売)
米軍の軍用車から生まれたラングラーだけに、やっぱりミリタリーなイメージは欲しい、と思っているならオリーブだけでなく、「アンリミテッド フリーダム エディション」を探してみよう。2014年に限定150台で販売されたこの特別仕様車は、「第二次世界大戦の連合国軍の軍用車両」の復刻版という位置付けで、米軍への感謝の意が込められた限定モデルだ。
映画の世界に入り込める「モハベサンド」

ラングラーアンリミテッド モハベエディション(2016年)
上述のハイドロブルーしかり、オリーブグリーンばかりがミリタリーカラーじゃない。ベージュもやっぱり外せないだろう。けれど単なるベージュじゃ味がない。そこでラングラーアンリミテッドに用意されたのが“砂漠カラー”。映画『バグダットカフェ』で、寂れたカフェがあったモハベ砂漠。カリフォルニア、ユタ、ネバダ、アリゾナにまたがるこの砂漠に舞う、乾いた砂をイメージした特別色「モハベサンド」を纏った限定車が「ラングラーアンリミテッド モハベエディション」だ。
現行型でもやっぱり大人気の「サージグリーン」

ラングラーアンリミテッド 75th アニバーサリーエディション(2016年発売)
やっぱりジープには、オリーブカラーがよく似合う。2020年に販売された現行型の特別仕様車の名は、そのものズバリ「ラングラーアンリミテッド サージグリーン」。
“あえて”を選びたい個性派へ「エクストリームパープル」

アンリミテッド・アルティテュード(2018年発売)
ミリタリーとか都会派とか、そういうんじゃなくて、とにかく他人と違うラングラーが欲しいんだよ、なら特別色「エクストリームパープル」はどうだろう。エクストリームパープルの「エクストリーム」は、エクストリームスポーツが由来。ミリタリーイメージの強いジープブランドだけど、道を選ばず進む冒険心は、エクストリームスポーツとも親和性がある。実際、2000年代のラングラー(TJ型)には「エクストリームスポーツ」という特別仕様車が販売されたこともあるし、現在も末弟にあたるレネゲードはエクストリームスポーツからインスピレーションを得たディテールがインテリアにちりばめられているほどだ。
アンリミテッド バックカントリーエディション(2016年)
そんなジープブランドの新たな魅力を引き出す「エクストリームパープル」だが、実は2度登場している。ひとつは2016年に限定80台で販売された「バックカントリーエディション」、もう一つは、一番上のグラナイトクリスタルメタリックと同じ最後の特別仕様車「アルティテュード」。