春のデニム選びに迷ったら、いの一番に気になるのは、デニム界を牽引する人気ブランドたち。その今季の動向をリポート。
40代は垂涎、当時の革新的3Dデニムが20年ぶりに復活!
今季の目玉として復活した「リーバイス エンジニアード・ジーンズ」。初登場は1999年、不動の定番「501」のサイドシームの斜行をデフォルメした世界初の3D(立体裁断)デニム「リーバイス レッド」を継承して話題に。それが今年、当時と同じく俳優の木村拓哉と女優、フェイ・ウォンを母に持つ女性ミュージシャン、リア・ドウを広告に登用し、20年の時を超えて再登場。
最新版では、4方向に伸びるストレッチの採用や赤いレザーパッチの装着など、随所にアップデートが施されている。またジャケットも今っぽい大きめのサイズ感で、着脱しやすいスナップボタンも特徴的。進化した着心地に木村さんもご満悦だったとか。
上下オールホワイトが眩しい! カリフォルニア・コラボ

伝説的サーファー、ケリー・スレーター率いる西海岸ブランド、アウターノウンとのコラボは、生成りデニムにホワイトブリーチをかけた爽やかな仕上がり。スリムデニムの「511」と、背面に波柄の刺繍が施されたGジャンを展開。お馴染みの2ホースパッチがコットン製というもの珍しい。
またまたカリフォルニア同士のコラボデニムジャケット

作者がカリフォルニアで執筆していたことでも知られる「ピーナッツ」とのコラボ。前回はTシャツ&スウェット中心だったが、今季はデニムで実現した。サーフィンに興じる横ノリなキャラたちと、イエローにモディファイされたタブ&パッチにも心躍る(写真では見えないけど)!
ブルゾン未満Gジャン以上な街仕様にデザインチェンジ!

インラインながら見事なアレンジセンスを見せてくれるのが、新作トラッカージャケット。黒いナイロン製のショルダーヨーク&スタンドカラー、そしてブランドカラーの赤ジップの採用で都会のテイストをアップ。’90年的ストリートスタイルにもフィットしている。
お尻の赤タブがブランド史上最大の大きさになっちゃった

あの赤タブが、なんと特大のバスタオルに! マニアなら思わずビッグEやオレンジタブも出してくれないかな、なんて期待しちゃう?
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 星 光彦=スタイリング 吉田太郎=ヘアメイク 髙村将司、加瀬友重、山口達也=文