オッサンが若いころから慣れ親しんできたアメカジも、時代とともにアップデートが必要だ。ここで紹介するのは、アメカジ本来の魅力をキープしながら、素材やデザイン、ディテールに現代的な解釈を加えた“進化系アウター”たち。
【1】レザージャケット
[左]MUSHER
マーシャー
身頃はしなやかなシープスキンでアームはナイロン地。異素材切り替えのコンビネーションブルゾンは、アワードジャケットとライダーズがミックスされたようなルックスに。武骨さと軽やかさが同居する。
[中]STEVEN ALAN
スティーブン アラン
キメの細かい柔らかな羊革を採用したカーコートは、中綿入りで保温性も備える。着心地が良く、防寒性も高く、さらにグッドデザイン。3拍子揃った、最高に使い勝手のいい1枚だ
[右]HELLY HANSEN × MIGHTY MAC
ヘリーハンセン × マイティーマック
ともに海をバックボーンに持つブランド同士のコラボレーション。シープスキンジャケットの裏に配したのは、「フリースの祖」ともいわれる、ヘリーハンセンのファイバーパイル。抜群に暖かい。
【2】赤と黒のチェック柄

[左]R13
アール・サーティーン
トラディショナルなダブルのコートも、ドロップショルダーになるだけで今の気分に。キルティングのライナー付きで防寒性も抜かりなし。
[中左]POLO RALPH LAUREN
ポロ ラルフ ローレン
ショールカラーのウールブルゾン。アルパカとメリノウールを混紡したニットボディは伸縮性を備え、ストレスフリーな着心地だ。
[中右]VERSACE
ヴェルサーチ
大判のギンガムと中綿入りのボマージャケット。慣れ親しんだ2つの要素が組み合わさることで、逆に新鮮さが生まれた。
[右]MADISON BLUE
マディソンブルー
背中にゲームポケットの付いたオーセンティックなデザインのハンティングジャケット。たっぷりとしたシルエットが面白さ。
【3】カラーダウンジャケット

[左上]DUVETICA
デュベティカ
ストレッチが利いたナイロンシェルは暖かく、驚くほどライトな着心地。
[右上]FREEDOM DAY
フリーダムデイ
裏地全体にランドスケープを転写プリントした、イタリアブランドの意欲作。シティユースでも、アウトドアユースでも、どちらでもどうぞ。
[左下]CAPE HEIGHTS
ケープハイツ
高度な技術力と蓄積されたノウハウから生まれるダウンは、抜群の温もりを与えてくれる。レトロアウトドアな発色のいいオレンジもセンスがいい。
[右下]CANADA GOOSE
カナダグース
ブルゾン丈の「チリワック ボマー」。リアルコヨーテのファーは着脱可能で、ポケット内はフリース素材。
【4】ピーコート

[上]MONCLER
モンクレール
カシミヤ混ウールのメルトンコートと、単体でも着られるダウンベストを組み合わせたレイヤード仕様。3-WAYで使えて活躍の場は多い。
[中]UNIFORM EXPERIMENT
ユニフォーム・エクスペリメント
アームに配されたロゴ入りのラインや胸元のジップポケットといったディテールで、クラシカルなピーコートをストリート的解釈でアレンジ。裏地にはブランドアイコンであるスターの総柄が。
[下]N.HOOLYWOOD COMPILE
N.ハリウッド コンパイル
短丈で身幅が広く、肩も落ちた6ボタンの変形デザイン。こんなオフバランス感が今の気分なのだ。カシミヤ混の生地が描く自然なドレープが美しい。
アクティブで男気あるオッサンを目指すなら、やっぱりアメカジは欠かせない。シンプルすぎず、バランス良く、品良く。大人らしさをプラスすることをお忘れなく。