格好いいオトーチャンになりたい……。そんなオーシャンズ読者のシンプルでストレートな悩みに応えるべく、本誌でお馴染みのスタイリストが、実用的かつお洒落に見える着回しテクニックを伝授する企画。
毎年Tシャツ×デニム一辺倒な夏を過ごすオッサンたちよ、この夏はニットベストに挑戦してみてはどうでしょうか。
目立っているわけではないが、実は今季バリエーションが豊富でめちゃくちゃ頼れる優秀アイテム。いつものTシャツスタイルに合わせるだけで、夏の単調なコーディネイトに変化を加えられるのだ。
さらには、今っぽくややゆったりしたサイズ感のものを選べば体のラインをごまかしてくれる効果もあるので、一石二鳥! 夏に向けて肉体改造をせずとも、即席で体型をカバーしてくれるわけですね。
[今回のキーアイテム]ニットベスト
アンフィル
2017年にデビューした日本ブランド。トラッドの定番、チルデンベストを肩が少し落ちた今どきなシルエットに。ボディとラインの色が同系色なのもポイント。素材は柔らかい肌触りが特徴のエジプト綿を採用。

クレプスキュール
上質な素材と製法にこだわる日本のニットブランド。シンプルな黒無地は使い勝手が良く、さらには通気性に優れる鹿の子編みなので、Tシャツとの重ね着でも暑さを感じにくいのだ。

安島康治さん
会社員 年齢/40歳 身長/168cm 体重/58kg
Q1. 休日のワードローブを教えてください。
夏はデニム×Tシャツスタイルがほとんどです。
Q2. よく行くショップや好きなブランドはありますか?
ビームス、ユナイテッドアローズ、トゥモローランドの3ショップは、行けば欲しいものが必ず見つかります!
Q3. 服装について何か悩みはありますか?
黒、白、ネイビー以外の服になかなかチャレンジできない。無難な服ばかり選んでしまうのが悩みです。
Q4. やってみたい格好があれば教えてください。
夏は決まった格好しかしないので、デニム以外のボトムスにトライしたり、Tシャツ姿をセンス良く見せたいです。
[ヘアの改造ポイント]

ツーブロックはダウントレンドで、刈り上げすぎには注意。トップからサイドや襟足にかけてグラデーションになるようにカットするのがポイント。トップは長めに残し、束感が出るように毛量を減らすことでラフな質感を演出。
NEXT PAGE /ニットベストのスタイルサンプル

チルデンベストとデッキシューズの合わせでトラッド風のスタイルに。いつものTシャツ×ショーツを大人っぽく見せる手としても有効だ。

Tシャツ×スラックスに、ベストを合わせたキレイめモノトーンスタイル。足元はサンダルで軽やかに仕上げた。
安島さんの撮影後の感想
変化の少ない夏のスタイルにベストは使える! と思いました。
[今回のスタッフ]

スタイリスト 星 光彦
本誌を中心にリアリティのあるメンズスタイリングを手掛ける。仕事と育児に日々奮闘。昨年第二子が誕生し、さらにデレデレモードに。

ヘアメイク 越智めぐみ
表参道のサロン「アルファラン」のオーナー。オッサンを5歳は若返らせる、カット技術を持つ。サロンの予約は03-6450-6583まで。

清水将之(mili)=写真 星 光彦=スタイリング 越智めぐみ(ALFALAN)=ヘアメイク