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糖質オフ男とは……
カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」。もう若い頃のような生活では健康を保てないので、そろそろ年齢に合った生活改善に取り組まなければ。そんな中、一風変わった“健康生活”を送る男がいた。
糖質オフ生活の先にあるのは健康的なボディ。毎日の食事も大切だが、やはりカラダ自体を鍛えていくことも忘れてはならない。食事と運動、セットで初めて健康ボディに近づいていく。
ただ、仕事に遊びに忙しい糖質オフ男に、ジムに通う時間なんてない。だからこそ日常生活で出来るトレーニングを欠かさない。
毎日の生活にマストな行動。その1回1回がトレーニングになれば効率的に鍛えられる。オフ男が注目したルーティンは「トイレ・スクワッティング」だ!
オフ男のトイレタイムは、小でも大でも和式の個室に入る。
なぜか? それは、いわゆる「和式トイレスタイル」が、カラダの筋肉の中でもBIG4と呼ばれている重要な筋肉のうちのひとつ、太もも系筋肉(大腿四頭筋やハムストリングスなど)やお尻の筋肉(大臀筋)を鍛えられるスクワットに酷似しているからだ。
しかし、ただ和式トイレで用を足すだけでは負荷が偏ってしまう。
この正しいスクワット姿勢から、和式便器までの上下運動を行うことで、臀部から太ももまでの大臀筋まわりを刺激。下半身の一番大きな筋肉が鍛えられるので、代謝が上がるだけでなく、お尻がギュッと引き締まった格好良いスタイルに。もちろん下腹部に少し力を入れれば快便も間違いなし。
トイレタイムごとにこの上下運動を15回。トイレタイムは毎日4~5回あるだろうから1日100回近いスクワットをすることになる。時間とお金を増やさず筋肉を増やす!
そんな糖質オフ男が最近憂いていること。それは「和式トイレの減少」である。和式トイレという伝統様式を末永く残して欲しいと願うばかりだ。
健康は日常生活で作れる! 専門家からのティップス
教えてくれるのは……

東京プロポーションラボのチーフ・トレーニング・オフィサー。国立スポーツ科学センターで、トップアスリートに対するトレーニング指導に携わった経験も持つ。現在はメディカルとトレーニングの医科学的なエビデンスと独自のノウハウを駆使して、パーソナルトレーニングを指導している。
「生活のルーティンであるトイレでさえもエクササイズに利用してしまうとは、素晴らしい意識ですね!
みなさんが生活している中で、股間節を深く曲げるシーンはほとんどないと思います。そのため和式トイレを利用したこのスクワットは、日常生活の中でもできるおすすめのトレーニングといえるかもしれません。また、和式トイレでなくても、オフィスの椅子に座るときと立ち上がるときでも、同じスクワットの体勢が可能です。ぜひ試してみてください。
このスクワット運動は、股関節を深く曲げるところからしっかり伸ばすことによって、臀部の筋肉やハムストリングスの筋肉や腸腰筋などを適切に活動させることができます。股関節の可動域・柔軟性を向上させるので、非常に有効な運動ですね。より効果を高めたいのであれば、腰を低くキープするようにしましょう。
しかし、股関節が硬い人もいると思いますので、股関節まわりをほぐす運動も取り入れてみるのはいかがでしょうか?」。

「例えば、普通にオフィスの椅子に座っているフリをしながら片足を後ろへ伸ばして股関節を広げるエクササイズは、股関節を無理なく柔軟させることができますし、仕事中でもバレないかもしれません(笑)」。

「また、ご自宅でやる場合は、床に手をついて片足を立てながら、もう片足をぐぐっと後ろへ伸ばすエクササイズも良いですね。テレビを観ながらでもできますよ、ぜひ取り組んでみてください」。
【取材協力】
東京プロポーションラボ
住所:東京都渋谷区猿楽町7-1
電話:03-6455-3666
www.tpl.tokyo/
島崎昭光=文 波打ベロ子=イラスト