オーシャンズが実力派ブランドに別注したコラボアイテムを、公式eコマースで1カ月限定販売する恒例企画。
今回は、4つの日本ブランドと一緒に全6アイテムを作り上げた。
秋冬スタイルのシンプルアップは、世界に一着のスウェットパーカで。
秋冬のマストアイテムといえばスウェットパーカ。これまで何枚も着てきたけれど、大人の装いの“ハズし”として究極の一枚は作れないものか。それで声をかけたのは、アメリカンカルチャーに精通したクリエイションで支持を得るジャクソンマティスである。
コラボ作のベースとして選んだのは’60年代のヴィンテージ。理由は、大きめのアームホールや身幅、短い着丈が生み出すフォルムがむしろ旬な雰囲気だからで、そこに、ダメージ加工を手作業で施すことで、やりすぎない絶妙な表情を手に入れた。同時にこれがすべて一点モノというスペシャル感にもつながる算段だ。

一枚で着ても、ジャケットやコートの下に重ねても確かな個性を発揮する自信作。色は、グレーとネイビーの2色展開。大人の秋冬スタイルにおける究極のハズし役になり得るか、皆さんでジャッジされたし!

インナーのパーカで楽しむ、“品”と“味”のマリアージュ
ステンカラーコートやプリーツ入りパンツといった品のあるアイテムを程良く着崩すのに、今回の別注パーカがひと役買ってくれる。フロントの色ムラや随所のダメージが、着こなしのアクセントに。

ネイビーモデルは、ダメージデニムを“着る感覚”で
ダメージデニムのような雰囲気を持つネイビーの別注パーカ。コーディネイトは難しく考えず、ワントーンを意識するだけでスマートにまとまる。ヴィンテージ由来のゆとりあるシルエットが、モダンな細身のチノと好コントラスト。

ージャクソンマティスのパーカー
PRICE:各2万2000円
SIZE:M、L
COLOR:グレー、ネイビー
DELIVERY:2020年1月下旬予定

「ジャクソンマティス」とは?
「肩肘張らずに着られる日常着」をテーマに、2005年にスタートした東京ブランド。米国のヴィンテージやサーフ&スケートといったカルチャーをベースにしたアイテム作りが十八番。ブランド名は、ジャクソン・ポロックとアンリ・マティスという2人の天才画家をミックスしたもの。
今っぽく、大人っぽく、本格的。ないものねだって作ったシャツ。

端正な顔つきがかなえる、別注シャツのジャケット使い
アメカジを愛するOC世代の悩み。それは“本格”を求めたいけど、それを追求しすぎると古クサいオジサンに陥ってしまうこと。ある種、二律背反ともいえる「ないものねだり」をアリにするために、日本人解釈のアメカジを熟知するレミ レリーフにオーダーしたのが、このミリタリーシャツ。
アメリカ軍の定番的な一枚を原型に、コンパクトな襟元はイタリア軍モノから拝借、通常パッチ型のポケットはスラント式に、フロントボタンはボディと同色のスナップ式とすることで丹精かつジャケットライクな顔つきを手に入れた。

シルエットは今っぽいビッグサイジングだが、ただの“ブカブカ”に見せないために、襟の後ろに深いプリーツを設けてボリュームをコントロールする。そして、仕上げはブランド得意のスタッズワーク。襟と肩に加えたアクセントで、シンプルな装いが心許ないなんて心配も無用だ。
こうして生まれた一枚は、アウター使いも大歓迎。我々の頼れる戦力になってくれるに違いない。

ーレミ レリーフのシャツー
PRICE:2万8800円
SIZE:M、L
COLOR:オリーブグリーン
DELIVERY:2020年1月下旬予定

「レミ レリーフ」とは?
REMIXとRELIEF(=取り除く)という言葉を組み合わせた造語をブランド名にするだけあって、古き佳きアメリカンカジュアルの“いいとこ取り”をしたクリエイションで定評を得る。素材、仕様、パーツ選びなど細部にこだわるべく、生産はすべて自社工場で行っている。
清水健吾=写真 石黒亮一=スタイリング 勝間亮平=ヘアメイク 長谷川茂雄=編集・文