サーファーとは、その独特な潮っぽさがカッコ良さであり、逆説的に、潮臭いだけのアンチファッションではいけないのだ。だって、サーファーって生き物は、サーフィンという底抜けに自由でストークできるシャレた遊びを好む、とびきり感性豊かな種族なのだから。


そしてそれは、オーシャンズな男に通ずる感性でもある。

1970年代のヒッピーカルチャーとともに一世を風靡した、懐かしのベルボトム。裾にかけて広がるこのフレアシルエットが、40年の時を経てアップデートされた。その名もブーツカットならぬ“サンダルカット”。

長らく続いたテーパード時代もこれで終わり!? サーファー諸君、待ちに待った新しいデニムの幕開けだ。


サンダルカットの生みの親ラングラーによる正統派

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フレアシルエットの九分丈パンツ。まさにサンダルに似合うから「サンダルカット」。名称の生みの親であるラングラーの正真正銘のサンダルカットがこちら。あの、裾を引きずるベルボとは異なるすっきりな足元に、大人サーファーはキュンとくるに違いない!


“サンダルカット”はインチアップでユルく履いてくれ!

サーファー諸君に勧めたい「サンダルカットデニム」ってなんだ?
デニム2万7000円/エイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230、パーカ2万2000円/エストネーション 0120-503-971、サングラス3万円/アヤメ×ピルグリム サーフ+サプライ(ピルグリム サーフ+サプライ 03-5459-1690)、キャップ4000円/デウス エクス マキナ(ジャック・オブ・オール・トレーズ 03-3401-5001)、スニーカー5500円/ヴァンズ(ヴァンズ ジャパン 03-3476-5624)

“サンダルカット”のサイズガイド。ピタつかせるのは厳禁で、1~2インチアップしたユルい感じで。あとはいつもの服を適当に合わせて。


ブラックデニムも“サンダルカット”で新鮮顏

サーファー諸君に勧めたい「サンダルカットデニム」ってなんだ?
デニム2万5000円/ウエストオーバーオールズ(ストール ショールーム 03-6812-9371)、ジャケット4万2000円/コモリ(ワグ インク 03-5791-1501)、Tシャツ8400円/リーバイス ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)、サンダル2000円/シアーボ(ハンドイントゥリーショウルーム 03-3796-0996)

定番ブラックデニムも“サンダルカット”をチョイス。合わせはモノトーンの統一を推奨します。足元をスッキリ見せるから、重々しくない黒本来の大人っぽさがアピールできるのデス。

サーフスタイルの歴史
「サーフスタイル」とひと括りで語るも、1960年代はトラッドやアイビーがベースで、’70年代はロン毛でヒッピーライクに、’80年代はネオンカラーの浮かれた服なんかを着ていたりと、時代によって変遷。

’20年代は、どうなるか!?

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もしも“ベルボ”がタンスに残っていたら

ベルボトムからサンダルカットに。眠っていたデニムをカットオフだけで簡単自作。

サーファー諸君に勧めたい「サンダルカットデニム」ってなんだ?
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MACHIO=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 諸見里 司=スタイリング 竹島健二=ヘアメイク 黒澤卓也=文

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