東京オートサロンに学ぶ「車の遊び方」●先日、幕張メッセで開催された東京オートサロンに集まっていた、遊び心が満タンなカスタムカーたち。それらを参考に、思いっきりマジメに、車の遊びを考える。

パジェロやデリカといったSUVの名車を生み、これまでのオートサロンでもカスタムの提案を積極的に行ってきた三菱自動車。

今年の東京オートサロンでも、SUVの新たな魅力を提案してくれた。

 


まるで癒やしの大型犬? テリー伊藤プロデュースの愛犬デリカD:5

まず目を引いたのは、車好きで有名なテリー伊藤氏がプロデュースした「デリカD:5 eye・キュート produced by テリー伊藤」だ。その名にある「キュート」とは、愛犬のように愛おしいくなる愛車に、というテリー伊藤氏の思いが表されている。

デリカは愛犬に、エクリプス クロスは探検家に。三菱のセルフカ...の画像はこちら >>

確かにノーマルでは歌舞伎役者みたいに迫力のあったデリカD:5の“顔”が、柔らかな印象に。そのために最もこだわったというのが、丸い大きなヘッドライトだ。

ボディは淡いライムグリーンで全面をラッピング。ボディ下部はグレーとした。足元はボディと同じ色に塗装したスチールホイールに。

デリカは愛犬に、エクリプス クロスは探検家に。三菱のセルフカスタムが超ナイス

ボディ色に合わせてシート生地もグリーン系のタータンチェックを採用。ドアの内張にも同じ生地が用いられ、外から見ても乗り込んでも愛らしさを感じられるデリカに仕上がっている。


いい刺激を連れてくる、IT時代の探検家エクリプス クロス

一方、スマホと連動した最新の提案が盛り込まれたのが、エクリプス クロスの「週末探検家」仕様。そのキモとなるのが、同社が推し進めているスマートフォン連携のディスプレイオーディオだ。

従来のカーナビよりも安価で手軽なため、最近の車に採用し始められており、その名の通り、Android端末とiOS端末に対応し、スマホのGoogleマップなどをディスプレイに表示してカーナビとして使えるのはもちろん、ハンズフリーでの電話応対やスポティファイなど、スマートフォンのアプリが車のディスプレイで利用できる。

デリカは愛犬に、エクリプス クロスは探検家に。三菱のセルフカスタムが超ナイス

タイヤはトーヨータイヤの「オープンカントリーR/T」。これは荒れ地に強いマッドテレーンタイヤと、オンロードでの走行安定性があるオールテレーンタイヤのメリットを組みあわせた「ラギッドテレーンタイヤ」としてトーヨータイヤが開発したものだ。

また、ディスプレイオーディオと連携するアプリのひとつに、三菱自動車が昨年リリースしたスマホ向けアプリ「週末探検家」がある。ローンチされた第一弾の機能はウェザーニューズとゼンリンと三菱自動車が共同開発した「雲海出現NAVI」で、文字どおり、いつどこへ行けば雲海を見られる確率が高いか、出発地点を入力するだけでわかるというもの。これとディスプレイオーディオを連携させれば、雲海を見るためのルート案内をしてくれるってわけ。

デリカは愛犬に、エクリプス クロスは探検家に。三菱のセルフカスタムが超ナイス
「雲海出現NAVI」。無料でダウンロードできるので、新たな冒険スポットを探すためにダウンロードおいて損はない。Android用アプリはリリース済み。iOS用も今後リリースされる予定だ。

ほかにも、古典で読まれた絶景まで案内するコンテンツや、絶景の日の出を拝めるコンテンツが準備されている。

 

癒やしをくれる“愛犬デリカ”と、刺激をくれる“探検家エクリプス クロス”。忙しい毎日を乗り越えるためにあなたが欲しいのは、どっち?

 

籠島康弘=文

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