着こなしをフレッシュにしたいのなら、まずはソックスに気を使うといい。派手色、気の利いたグラフィック、好配色、足元のそんな遊びひとつで全身の印象は激変するのだ。
しかも、コスト面でのハードルは超低め。手軽なのに効果はテキメン、だから悩む必要なし。さぁ、お試しを。
「フレッシュサービス」
フレッシュサービスは、クリエイティブディレクターの南 貴之さんが「何度もリピートしたくなる良質な継続品」を多数発信しているプロジェクト。この上質で柔らかなコットンを使った3足セットのソックスはその筆頭格。

文字も柄も入らないミニマルデザイン。そこに新色として加わったネオンイエローは、足元からチラッと覗くだけでも目に留まる発色の良さがウリ。いつものベーシックな服に合わせるだけで、装いをフレッシュに見せる超便利アイテムなのだ。
「C.E」

デザイナーのスケシンさんが手掛けるグラフィックは、裏原ブームの時代からセンスの良さとユーモアの代名詞。シンプルなキーワードのレタリングも、真後ろの縦組みというレイアウトとフォントの妙でこれだけクールに見えるからさすがである。
「ホワイトマウンテニアリング」

リブは履き口のみでほかはフラットな編み地にすることで、コントラスト強めのカラーブロックとそこに載せたブランドネームを引き立てた一足。斜行したストライプ柄は、パンツのクロップト具合を問わず覗いてくれる位置にあるのがうれしい。
「フラグスタフ」

毎シーズン、ニヤリとさせられるこのブランドのサンプリングによるグラフィック。今季はオールドアウトドアを彷彿させる山型のロゴを、モノトーンでスッキリと。上品なアイボリーの落ち着いた表情が大人向け。
「ロースターソックス」×「ビューティ&ユース」

国産の高品質なスポーツソックスづくりにこだわる気鋭ブランドに、ビューティ&ユースが別注したのは、アキレス腱の上に一輪のバラを添えたデザイン。マンネリ化した装いもアカ抜けさせる洒落っ気、まさに“枯れ木に花”効果である。
「オンブレニーニョ」

ブランドイニシャルをあしらったU型磁石のアイコンが真後ろに。パープルという絶妙なカラーリングもさることながら、履き口を少しだけ折り返すとブランド名が現れるというさりげないギミックが心ニクい。
「サタデーズ ニューヨークシティ」

こちらはブランド名を両サイドに配すことに留めた控えめなデザインと、シックなブラックカラーが好相性。NYブランドだけあって、センスも良く洗練されているのがここらしい。ソールが厚めで歩きやすさも申し分なし。
清水健吾=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 菊池陽之介=スタイリング(人物) 松平浩市=スタイリング(静物) 松本和也(W)=ヘアメイク 今野 壘=文