中年と夏。一見相性の悪そうな組み合わせだ。
そこで、日本を代表するウェルドレッサーのひとり、鴨志田康人さんに夏のトラッドスタイルに欠かせないアイテムを教えてもらった!
クソ暑い夏もトラッドスタイルでスマートに
「ニットポロシャツ」
シーアイランドコットンの肌触りが優しいイギリスブランドの逸品。いつ着ても変わらぬ安心感と上品さが魅力。「サイズを変えて何枚も持ってます。今なら少しゆったり着たいですね」。

「スカーフ」
左は、トラッド柄のチェックを鮮やかな色彩で表現。右は、渋みの利いたエスニックな柄がポイント。「首にちょこんと巻くだけで、ちょっとした艶感が出るところが好きなんです」。

「ダンスシューズ」
イギリスのノーザンプトン生まれのダンスシューズブランド、クラウンは、鴨志田さんも愛用。「白い靴が好きで夏に愛用しています。デニムやマリンパンツに合わせますね」。

「サングラス」
「マックイーンを気取っているわけじゃないんですが」と前置きしつつ、顔にフィットするという観点から選んでいるのがペルソール。サングラスは5本くらいをシーンに合わせて使い分けているとのこと。

「デッキシューズ」
着こなしに軽さを出せるデッキシューズで愛用しているのは、アサヒシューズ。こちらは、その原型ともいえる名作スペリートップサイダーのもの。すっきりとした細身のシルエットが好みだそう。

「トラッドの新名著」
鴨志田さんをはじめ、信濃屋の白井俊夫さん、シップスの鈴木晴生さんという3人のウェルドレッサーの生き様に迫ったドキュメント。戦後の日本ファッションの歴史がわかる一冊。「ぜひ、ご覧ください!」。

ユナイテッドアローズ クリエイティブディレクター
鴨志田康人さん(63歳)
ピッティ・ウオモ会場でのスナップ常連でもある洒落者。2018年よりオフィスカモシタを設立。ポール・スチュアートのディレクションも手掛ける。
鈴木泰之=写真 松平浩市、来田拓也、平 健一、窪川勝哉=スタイリング 竹田嘉文=イラスト 増山直樹、いくら直幸、髙橋 淳、小山内 隆、髙村将司、まついただゆき、今野 壘=文