アメカジ命ではなかったものの、プライベートや仕事を通して、アメカジの歴史に触れてきたというスタイリストの井嶋一雄さん。
井島さんが考える大人カジュアル“MAC”。
ハードなブラックレザーはモノトーンでまとめる
裏地なしのレザージャケットは、井嶋さんが渋カジ流行時に着ていたバンソンの現代版をイメージした。足元はレッド・ウィングで、パーカとパンツもモノトーンでまとめれば、モダンな大人のハードアメカジといった雰囲気に。
ワイルドなM-65はインナーで上品に調理

渋カジ時代から1990年代にかけ大流行したM-65は、肩の落ちた少し大きめのサイズ感を選ぶと今っぽくなる。上質なカシミヤのケーブルニットと優しい風合いのコーデュロイパンツを合わせることで、全体を上品にまとめた。
初期の渋カジスタイルを機能素材でモダンにアレンジ

ヘンリーネックシャツとネルシャツの重ね着は、初期の渋カジを代表するコーディネイト。これにデニムだと往年の吉田栄作さんになっちゃうので、ニューバランスの機能パンツを選択。
足元はもちろん再ブレイク中のニューバランスで!
当時流行ったアイテムもオーバーサイズで新鮮に

’80年代のアメカジ文化で一般的だったのが、チームやサークルで揃いのスタジャンをオーダーすること。あのテイストを今に再現するなら、上半身をオーバーサイズに。コーデュロイのカーゴパンツを合わせたのも今っぽい。
田邊 剛、山本雄生、清水将之(mili)、長田英哲、イリグチケンタ=写真 井嶋一雄(Balance)=スタイリング 谷森正規(W)、向後信行(JANEiRO)、北村雄太、小林雄美、米尾太一(TUNE)=ヘアメイク 増田海治郎、大西陽子、髙村将司、菊地 亮、秦 大輔、増山直樹=文 長谷川茂雄=編集・文