「隣のオッサンは青いか?」Vol.13
酸いも甘いもかみ分けて、世の中のおおよそのことがわかった年代。けど、いまだにわからないのが、人の心。
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通勤で恐ろしいのが“痴漢”犯罪。女性にとってはもちろんだが、男性にとっても「もし痴漢と間違われたら……」という“冤罪”のリスクが存在する。電車が混み合う時間帯に通勤する男性のなかには、何らかの対策を取っている人も少なくなさそうだ。
そこで、30~40代男性200人にアンケート調査を実施! 痴漢と誤解されないためにどんな対策を取っているのか、教えてもらった(協力:アイリサーチ)。
痴漢対策を講じている男性は全体の約3割

■電車で痴漢と誤解されないために対策をしていますか?
(フリーアンサーより集計)
・何らかの痴漢対策をしている 29.0%(58人)
・特にしていない/電車通勤していない 71.0%(142人)
痴漢冤罪対策を「特にしていない」、もしくは電車通勤をしていないと回答したのは全体の約7割。一方、おおよそ3人に1人は電車の中で何らかの対策やリスクヘッジをしているもよう。
では、具体的にはどんな対策を講じているのか。約3割の対策法を紹介しよう。
(1) 手を高い位置に挙げておく

対策として最も多かったのは「両手を高い位置に挙げる」というもの。「手を挙げて乗っている」(37歳)、「手を下げない」(49歳)という意見のほか、
「両手でつり革に掴まる」(31歳)
「両手を手すりに」(35歳)
「両手で吊り革につかまっている」(44歳)
など、つり革や手すりを活用している人も多い。また、吊り革があまり空いていない場合は、「携帯を片手に持ち、もう片手は吊り革」(48歳)、「両手を胸の前に置く」(48歳)などの方法もあるようだ。
(2) カバンを活用する

つり革や手すりのほか、“冤罪対策グッズ”として以外と役立っているのが「カバン」。
「カバンが自分の前にくるように肩にかける」(38歳)
と、直接自分の体が前の女性と触れないように、カバンを前がけにしておくという人や、「股間にカバンに当てる」(33歳)という意見も寄せられた。
(3) 女性に近づかない

「あまり女性の近くには乗らないようにしています」(33歳)
「常に女性の側に寄らないようにしている。 どうしても寄らなければならない際は、両手を挙げている」(40歳)
と、そもそも女性に近づかないようにしているという人も年代問わず多いようだ。なかには、
「女性に近寄らない。女性が近寄って来た時にはその場を離れるか、できるだけ遠ざかる」(45歳)
と、かなり厳重に対策を施している人も。また、人との接触を避けて、
「満員電車に乗らない」(38歳)という声もあった。
一見、大げさなように思える対策もあるが、まさかの事態は起こりうる。万一の事態を避けるためにも、日頃からできる限りの対策をしておくことは大切だろう。
フジアマネ=文