このハイテク全盛期に、急になぜ……?

そうパッと見では驚いてしまうスニーカーがザ・ノース・フェイスから発売された。

もちろんカッコいいんだけど、ハイテク・シーンでも最先端にいるようなメーカーが急にどうした? と問わずにはいられなかったので、問うてきました。

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これが「ちょっとローテクすぎない?」と(一部で)話題のニューシューズ、その名もシャトル ウォータープルーフ。スリッポンタイプでカッコいいんだけど……あのザ・ノース・フェイスでしょ? どうされました?

「安心してください、ハイテクですよ」と話すのは、ザ・ノース・フェイスのプレス担当、鰐渕 航さん。「はいてますよ」みたいなことをサラリと言うけど、一体どういうこと?

疑ってごめんね。ローテク風なザ・ノース・フェイスの新スニーカーの秘密
シンプルだけど多機能な新作。その実力はというと……。

「ワントーンでシンプルなタウンユース寄りの靴ですが、主なポイントは3つあります。①アッパー素材がコーデュラナイロンだから強度があって頑丈ということ。光沢感も出て雰囲気があります。②内側に独自の“TEKWPROOF”防水メンブレンを使っているので、雨の日も水を通しません。③アウトソールには“AMPHI-GRIPラバー”を使っているので、ウェットな路面でもグリップ力を発揮します」。

クラシックな見た目だけど、その中身にはしっかりザ・ノース・フェイスの技術が詰め込まれているのだ。まったく誰なんだ、ローテクだなどと決めつけたのは。けしからんっ。

疑ってごめんね。ローテク風なザ・ノース・フェイスの新スニーカーの秘密
シューレースタイプもある。「シャトル レース ウォータープルーフ」1万6000円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)

「実は、ザ・ノース・フェイスにはもともと『シャトルシリーズ』という、ビジネスシーンなどでよく使われているバッグのラインがあるんです。

その名前からもわかるとおり、このスニーカーはシャトルシリーズと合わせて使いやすいように、今回初めて作ってみたんです」。

疑ってごめんね。ローテク風なザ・ノース・フェイスの新スニーカーの秘密
新作「シャトル  ウォータープルーフ」は、シャトルシリーズのバッグに合わせて作られたスニーカーだったのだ。見よ、この統一感。

なるほど、そんないきさつがあったとは。こうして並べてみると、確かにしっくりハマる。

「靴のカラーはブラック、グレー、キャメル、そしてスリッポンタイプ、シューレースタイプとあります。ブラックならビジネスでも、ビジカジならグレーでもキャメルでもイケると思いますし、バッグと合わせて使ってほしいですね」。

疑ってごめんね。ローテク風なザ・ノース・フェイスの新スニーカーの秘密
クッション性に富んだインソールを使用。歩き心地も柔らかい。

さらに言うと、内側はポリジン加工で雑菌繁殖を防ぎ、消臭効果がある。防水加工ながら透湿性がないわけではなく、群れて不快になることも少ないという。春から続く雨シーズンにとても頼れそうだ。ちなみに、こう見えてクッション性も高いんだから隙がない。

大人気のシャトルシリーズから登場した初のスニーカー。その実力がよ~くわかったところで、最後にひと言。

……ローテクだなんて疑ってすみませんでした!

 

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