「愛しのパタゴニア バギーズ・ショーツ」とは……  

説明不要な夏の大定番、パタゴニアのバギーズ。

今回はアパレル関係のPR業務を手掛けるT-PLANNING代表の田村貴之さんがご登場。

「ワンサイズ上をはく」と語る田村さんの流儀に迫る。


「バギーズ・ショーツ、大好きですよ!」

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「バギーズ・ショーツ、大好きですよ! とにかくタフで長持ちしますよね。今、手元に残っているのは3枚で、黒のモデルはホノルルマラソンに行った2008年に現地で購入したものです」。

ブラックのバギーズとはすでに10年以上の付き合いだが、まだまだ現役なのだそう。

「かなりはきこんできたので、そこかしこに毛玉だらけですが、擦り切れるまではなかなか至らないし、ブラックに関しては色褪せてきたらそれがまた自家製ヴィンテージとしての味かなと思っているんです」。

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残りの2枚はブラックよりもさらに前、20代の頃からはき続けているものだ。「もしかしたら途中で同じ色味で買い替えているかも」とのことだが、いわゆる20年選手である。

「ホノルルで買った黒のバギーズはランニングを念頭に置いて購入したものですが、残りの2色に関しては、最初は街ばき用として手に取りました。ファッションとして、ですね。

ナイロン素材のパンツがもともと好きで、そのサマーシーズン用として購入しました。当時はナイロンパンツ、しかもショーツを街着としてコーディネイトすることがあまり一般的ではなかったので、よく『タムちゃん、なんで海パンはいてるの?』って言われましたね(笑)。

自分としてはハズシの感覚で、どこかに1点、アウトドアものでコーディネイトしたかったんですよね。バギーズ・ショーツはアノニマスというか、普遍的なデザインがいい。

ディス・イズ・ザ・ショーツ、みたいな。

某メゾンのナイロンショーツもはいたりしましたが、生地が薄かったせいか、すぐに着古してしまった記憶があります。ちなみに、同じアウトドアの定番ではグラミチのショーツも持っていますが、そっちはコーデュロイ素材のタイプ。自分の中ではしっかりはき分けているつもりです」。


マイブームは「ワンサイズ上をはく」

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前述のとおり、ランニングするときもバギーズをよくはいているという田村さん。

「以前はランニング用のショーツでポケットが十分に設けられているものってほとんどなかったんですが、バギーズはボタン付きのフラップポケットがあるからセキュリティ面も安心なんです。

また、走ったあとははいたままシャワーに直行して、一緒に洗って……という楽チンな使い方もよくしています。風呂上がりなんかにもいいですね。2軍落ちしたら優秀な部屋着に変身してくれるはずですよ。着心地とか、ポケットの使い勝手とか、とにかく快適なんです。

今はコロナ禍で難しいですけど、田舎で川遊びするときにも打ってつけ。子供といっぱい遊べそう。

夏休みショーツです(笑)」。

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今の気分としては、自分にとっては大きめのMサイズでゆったりはくのが定番だとか。

「この年齢になると、他人からお洒落に思われたいという欲はかなり薄くなってくる。一方で自分に対してセンスよくありたいという気持ちはあって。だから大きめのTシャツに、遊びの効いた色のバギーズ・ショーツを合わせたりするのがちょうどいい。

いい意味で着飾ったところがないアイテムなので、安心感が段違いなんですよね。PRという仕事柄もそうですし、個人的に4~10月は、ほぼ毎日ショーツという格好をしている立場からすると、世の中にあるシンプルなショートパンツはすべて、バギーズ・ショーツの匂いがします。それくらいど真ん中の一着だと思っています」。

「愛しのパタゴニア バギーズ・ショーツ」とは……
夏の大本命にして大定番、パタゴニアのバギーズ・ショーツ。誕生から約40年、その輝きは増すばかりだが、世のバギーズ・ラバーズはどう着こなしているのか。洒落た模範解答をどうぞ。
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磯村真介=取材・文

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