超人気者の女優・中村アンさんにインタビュー!

前編に続きここでは9月公開の出演映画『マスカレード・ナイト』について伺った。

 


木村拓哉さんとの息の合ったタンゴを見てほしい!

女優・中村アンさんに聞いた、映画「マスカレード・ナイト」の見...の画像はこちら >>

出演作『マスカレード・ナイト』では、女優としての達成感を覚えたそうだが、当然ながら苦労もあったという。「セリフはほぼないのですが、タンゴの練習がキツかったです(笑)」と、大げさに顔をしかめる。

「役どころが、木村(拓哉)さん演じる新田浩介がプライベートで通っているタンゴの先生だったので、3カ月間くらい木村さんと一緒に練習をしました。

カラダを常に密着させて、相手の背中に色っぽく指先を這わせたりして、女性が男性を誘惑するように踊りで表現をするということが難しかったです。あとワルツも踊るのですが、くるくる回ることが多くて、三半規管が弱い私は踊るたびに酔っちゃって。

またリフトのシーンでは木村さんに全重心を預けないといけなくて体重が重くて申し訳なかったり……(笑)、いろんな意味で大変でした。スペインではダンスのリードがうまい男性が魅力的とされているそうですが、木村さんは海外でも間違いなく大人気だと思います」。

リードがうまい男性はどう思うのか訊いてみると「リードしてほしいとは思わないですね」ときっぱり。

「どちらかというと私について来てほしいかも(笑)。あと子供が大好きで母性も強いので、いろいろとやってあげたいなって思っちゃいます。

好きな人のために何かをしてあげることはまったく苦じゃないんです」。


将来は女優と家庭を両立することが理想

女優・中村アンさんに聞いた、映画「マスカレード・ナイト」の見所と10問10答

ひとりの女性として、いずれは家族を持ちたいという願望もあるそうだが、芝居の楽しさを知った今は、あまり現実的ではなさそう。

「父がサラリーマンで母は専業主婦という、いわゆる普通の環境で育ちました。そんな両親とは真逆の生活で、私は今仕事に生きがいを感じているので難しいですね。欲を言えば、仕事も結婚も両方楽しみたい(笑)。

先日、ドラマでご一緒させていただいた夏川結衣さんが、『30代は芝居が楽しくなる頃だけど、女性としても考えるときよね』って。みんなやっぱりそういうときがあるんだなと」。

撮影中、中村は時おり自らの髪をかきあげるような仕草を見せていた。それを指摘すると、子供のようにバツが悪そうに微笑む。

「たまにやっちゃうんですよ、髪もないのに。癖になっていて……(笑)」。

キャリアウーマンや敏腕秘書など、彼女がこれまで被っていた仮面は、今はもうない。その素顔は、時に吹き出したり、時に大笑いをするなど超自然体。

屈託のない佇まいは、周囲を明るく照らす日の光のようで、少なくとも目の前で無邪気に笑っている中村アンはいい意味で“できる女”からは程遠い。何度も言うが、花束みたいな女性なのだ。


中村アンの10問10答

女優・中村アンさんに聞いた、映画「マスカレード・ナイト」の見所と10問10答

Q1. 仕事ができると思う人はどんな人?
話の内容を理解するのが早い人。

Q2. 一日だけ別の仕事に就くなら?
スタイリスト。

Q3. 男性にグッとくる瞬間は?
笑顔。

Q4. 自分へのご褒美にすることは?
好きなものを食べる(炭水化物)。

Q5. どんなに好きでも冷めてしまう男性のNGな行動は?
約束を守らないこと。

Q6. 好きな曜日は?
金曜日。なんとなく世の中の人たちが楽しそうだから。

Q7. 最後の晩餐に食べたいものは?
醤油ラーメン。

Q8. 今最もハマっている食べ物は?
フムス。アラブ料理で、ひよこ豆のペースト。

Q9. マイブームは?
毎朝白湯を飲むこと。

Q10. つい観てしまうYouTube番組は?
まったく面識のない女の子や外国人の動画。あまり考えなくていいものを観がち。

 

中村アン●1987年、東京都生まれ。

9月17日(金)公開の映画『マスカレード・ナイト』に出演。ベストセラー作家、東野圭吾が描く『マスカレードシリーズ(集英社刊)』は、累計発行部数450万部を突破。前作『マスカレード・ホテル』は興行収入46.4億円の大ヒットを記録した。中村さんは物語のキーパーソンのひとり、奥田真由美役を熱演。

松岡一哲=写真 渡嘉敷愛子=ヘアメイク オオサワ系=文

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