これまで何足履き潰し、買い替えてきたか。
コンバースのスニーカーである。
そんなコンバースにまつわる興味深いニュースが届いた。なんと、オフィシャルとして初のリペアサービスがスタートするという。

ソールの消耗や破損は、コンバースのスニーカーの宿命のようなもの。とはいえ、履き込んでいい表情になった一足を、ソールがダメになったからといって捨てるのは残念である。
そんなときに利用したいのが、このリペアサービス。“コンバースあるある”なダメージ箇所を、スペシャリストが美しく補修してくれるのだ。
そのリペアサービスのポイントを3つ、レポートしよう。
① ヒールラベルも戻るソールのリペア

シューズを履くうえで避けられないのが、踵のすり減りだ。そのまま履き続けると偏った歩行になり、足に負担がかかってしまう。
リペアサービスでは、オリジナルのソールパーツを使って消耗した部分を補強してもらえる。その際、ヒールラベルを新しいものに張り替えてくれるのもありがたい。

対象となるのは、定番のオールスターシリーズとワンスターシリーズ。そのなかでもホワイトテープで、かつブラウンかブラックのソールであればリペア可能だ。

また、オールスターと並ぶ人気モデル、ジャックパーセルも修理が可能だ。

ラバー素材でソールのすり減った部分を丁寧に補修してくれ、仕上げに新しいヒールラベルを貼り付けて完成だ。
ご覧のようなホワイトテープのジャックパーセルのほか、オールスターシリーズのテープとソールがブラックの「ブラックモノクロームカラー」も、この方法で修理可能だ。
② サイドテープ剥がれも直る!

履き込むうちにアッパーとサイドテープが剥がれてしまった……というのも、コンバースにはよくある話。自分で修理しようと接着剤で貼り付けても、すぐまた剥がれてしまうから厄介だ。

リペアサービスでは、これもしっかり補修してくれる。テープとアッパーの隙間に入った汚れを取り除いてから、オリジナルのラストで成形しつつテープを圧着させていく。
オールスターやジャックパーセルなどが修理可能だ。

オールスタークップシリーズの修理は、一度ソールとアッパーを縫い付けているステッチを解き、カップソールを交換する。ソールが丸ごと新しくなるのでリフレッシュ度はピカイチだ。
オールスタークップのなかでも、レザー オールスター クップ OXと同タイプのホワイトソールのモデルが修理対象となる。

③ 対象は国内正規品
ちなみにこのリペアサービスは、日本国内における正規品のみが対象となるのでご注意を。
履き慣れた一足の“いい味”を残したままで、気になる部分だけ修理できるってのも、スニーカー好きにはうれしいところ。

ひとつのものを大切に長く使う。そんな時代の潮流にも見事にハマるコンバースの新サービス。11月15日(月)より、全国8カ所にある専用窓口で受け付け開始する予定だ。
ということで、自宅にあるコンバースをチェックして持ち込むべし。
[リペアサービス受付窓口]
■ファンズ浅草本店
住所:東京都台東区雷門2-13-4 岡本ビル1F
電話:03-5811-1831
■ファンズ新橋店
住所:東京都港区新橋2-17-14 JR新橋駅1F 日比谷口外 SL広場側高架下
電話:03-6228-5155
■シューケアマイスター工房銀座店
住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越店 本館5F 紳士靴売場内
電話:03-3535-9637
■シューケアマイスター工房日本橋店
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館2F 紳士靴売場内
電話:03-6225-2078
■シューケアマイスター工房玉川店
住所:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋店 本館4F紳士靴売場内
電話:03-6447-9177
■シューケアマイスター工房横浜店
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 横浜高島屋店6F 紳士靴売場内
電話:045-620-9595
■シューケアマイスター工房大阪店
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレ8Fイセタンメンズスタイル内
電話:06-4301-3933
■シューケアマイスター工房京都店
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹店6F 紳士靴売場内
電話:075-342-5693
[問い合わせ]
コンバース オフィシャルリペアサービスセンター
03-5811-1831
※月、火曜休
https://converse.co.jp
外山壮一=文