【画像】公開されたロータスのハイパーSUV「エレトレ」の内装、外装、ディテール(写真37点)
ロータス初の5ドアプロダクションカー、スポーツカーセグメント以外の初のモデル、初のライフスタイルEV、ロータス史上最もデジタルで「コネクトされている」モデル、など、エレトレはロータスにとって「初」の要素が満載だが、ロータスのDNAである、先駆的な技術、本物のスポーツ性能、目的のシンプルさを満載した美しい車であることに変わりはない。
ロータスの得意分野である乗り心地とハンドリング、ステアリング、そしてエアロダイナミクスは、慎重かつ敬意を持って進化。 エレトレは、最新スポーツカー「エミーラ」の魂と、オールエレクトリック ハイパーカー「エヴァイヤ」の革新的なエアロパフォーマンスを取り入れたSUVといえるだろう。
100kWhを超えるバッテリー容量と600hpのパワーを備えるエレトレは、350kW充電器利用の場合はわずか20分で400km(248マイル)の航続距離の充電が可能。WLTPで目標とする最大航続距離は約600km(約373マイル)である。22kWのAC充電も標準装備しており、利用可能な場合は、充電時間を短縮することもできる。
デザインの特徴的な要素としては、「ポロシティ」が挙げられる。空気は車を通り抜けるだけでなく、車の下、上、周囲にも流れるという空力学的な理論であり、エヴァイヤやエミーラにも取り入れられているものだ。最も顕著なのは、車の前縁の下で空気が流され、ボンネット上部に組み込まれた2つの出口から排出される部分だろう。また、フロントホイールアーチの前方や後方、リアホイールの後方、さらにはDピラーの上部にもポロシティがあり、ドライバーにとっては、空気を切る抵抗が少なくなり、航続距離、速度、性能の向上など、より効率的な走行が可能になるというメリットをもたらす。
「Born British, Raised Globally」のスローガンのもと、英国でデザインされたエレトレは、世界中のロータスチームからのエンジニアリングサポートを受けて完成した。ヘセルを拠点とする開発チームが世界中の仲間と協力し、ロータスライフスタイル車両の次のレンジの戦略的方向性に加えて、エレトレのダイナミックディベロップメント、システム統合、空力最適化、および全体的なドライバー満足度の向上を図り、一方でコヴェントリーを拠点とするデザインチームが、ロータスEVの新しいデザインランゲージの開発を主導。