この展覧会は、今年生誕110年、没後50年を迎えた小津安二郎の作品の視覚的要素や、監督に美的影響を与えた芸術などに着目し、小津作品を読み解くもの。
会場は、「絵画の小津安二郎」「図案の小津安二郎」「文字の小津安二郎」「色彩の小津安二郎」と、小津作品の美術監督・濱田辰雄に注目した「小津安二郎の映画美術―濵田辰雄の仕事」という構成で展示。小津家愛蔵の浮世絵、小津自身のデッサン、絵コンテ、レタリング、さらに使用台本や小道具などが展示されるほか、日本映画・テレビ美術監督協会の協力により『秋刀魚の味』(1962年)で制作された小津デザインの看板(とんかつ屋ほか)が再現される。
『小津安二郎の図像学』は、2013年12月12日(水)~2014年3月30日(日)まで、東京国立近代美術館フィルムセンター 7階展示室(中央区京橋 3-7-6 東京メトロ「京橋駅」徒歩1分)にて開催。開室時間は11:00~18:30。休室日は月曜、12月28日~1月6日。料金は一般200円。
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