「もともとはEGOISTはTVアニメ『ギルティクラウン』内の架空のアーティストだったんですが、アニプレックスの方から『EGOISTもアーティスト化したら?』というお話があって。荒木(哲郎)監督も『やりましょうよ!』と言ってくれたので、開催中だったsupercellのボーカルオーディションの最終選考で全員にEGOISTの新曲も歌ってもらって、その中からchellyちゃんを選びました」
そのようなきっかけで生まれたというEGOISTだが、アニメ自体はすでに終了している。その後のEGOISTは、どのようなコンセプトのもとに継続しているのだろうか。
「荒木さんからも了承をいただいての継続だったんですけど、アニメ自体は終わっているので、以降は『もしもギルティクラウンとは違う楪いのりがいたとしたら?』というような設定を自分の中で作っています。あと、アニメ本編と同じように、『誰かが曲を作ってる』とか『いのりがなにかを想って歌ってる』という描写がない点は、忠実にトレースしなきゃいけない。なのでいのりと同じくなるべく自分というフィルターを通さずに歌ってほしくて、自分はchellyちゃんに歌詞や曲の成り立ちの説明は一切しません」