「そうだなぁ……常に笑顔でいるようにはしていました。険しい顔とか、暗い表情とかは見せないように。あと、お客さん一人ひとりを覚える。その人その人とのストーリーを全部覚えて。この人、久しぶりだなって思ったら、『○カ月ぶりだね、なにしてたの?』とか聞いたり」
こう聞けば几帳面な性格なのかと思いきや、「せっかちなくせにマイペース」と自己分析する鈴原。ただ、負けず嫌いなのは間違いないようだ。
「私、なにかをやるときに、必ず目標を立ててやるんですよ。もともとアイドルをやっていて、歌手活動もしていたんで、ある程度ファンの方はいたんですけど、みんなに内緒でSHOWROOM をはじめて。ゼロからはじめてそこからたくさんイベントで勝てるようになろうって目標を立てました。毎回なにかをやるたびに目標を決めるので、それを絶対に達成できないと気が済まないとこがあります。それでたぶん負けず嫌いになったし、でも今回のSHOWROOM では自分のその性格が活かされたかなあと思いました」
そんな彼女は、これまでPCゲームのタイアップ曲を中心に歌手活動を行ない、『バンコク日本博2018』日本語版テーマソング、タピオカミルクティー専門店『CoCo都可』日本公式アンバサダーなどを担当したが、今後はどのような方向で活躍していきたいのか?
「そうですね……いつかアニメのタイアップ曲を歌いたいのと、声優では主役とかヒロイン役とかメインキャラクターに選ばれるようになりたいですね。『風の谷のナウシカ』の島本須美さんみたいな、本人とキャラクターがぴったり重なり合うような声優さんになりたいです」
メイドカフェとしても働くなど、活動範囲が多岐にわたる鈴原だが、“本命”はどうやら声優なのだそう。
◆『クイック・ジャパン』vol.141(2018年12月21日発売/太田出版)