佐々木 「もともとは乃木坂46さんや欅坂46さんが好きでかわいい衣装を着てみたいと思ったのがきっかけです。小5で歌やダンスを習いはじめてからは、その枠の中で今しかできないこととしてアイドルを捉えるようになりました」
宮田 「私は中高とダンス部に入っていて、アイドルもずっと好きだったので、楽しそうだと思ったのがきっかけです」
上村 「乃木坂46さんと欅坂46さんが私も好きで、サイリウムを振る側だったんですけど、あのステージに立ったら新しい世界があるのかなと思い、アイドルを目指しました」
小坂 「小学校の頃からアイドルの真似をして歌ったり踊ったりしていたんですけど、中3の時に友達に誘われてけやき坂46のZeppツアーのライブビューイングを観て、自分もその一員になりたいと思いました」
細かい経緯に違いはあるものの、アイドル好きだったという点は共通している彼女たち。いざ夢が叶うと、「楽しいことだけじゃなくつらいこともたくさんあって」(佐々木)、「実際にステージに立つ側になってみると『こんなに大変なことあるんだ』って思いました」(小坂)と、大変なこともあるようだが、彼女たちはアイドルのメインの仕事は何だと思っているのだろう。
小坂 「ライブですかね。それまでに学んだことを一気に出せる場所であり、ファンの方と一緒に楽しめる幸せな時間です」
佐々木 「ライブか握手会ですね。小坂が言う通り、自分を一番出せる場所がライブで、握手会は癒しの場所です。落ち込んでいても、握手会をすると頑張ろうと思えるので。それくらいうれしい場所ですね」
宮田 「そのふたつ以外で私が力を入れているのはブログです。自分がアイドルファンだったとき、ライブも握手会も禁止されていたので、推しメンのブログを読むのが大好きで、そこで情報を仕入れていたので」
上村 「私はバラエティ番組が大切だと思っています。TVは日向坂46ファン以外の方の目にも留まる場所で、たくさんの人に知っていただける機会なので。だから私もバラエティ向きの性格ではないんですけど、自分らしさを出して面白いものにできたらと思ってます」
それぞれが大切だと思う場所を目指して進めるのがグループアイドルの強み。新時代「令和」をリードするのは、このグループで間違いないようだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.143(2019年4月26日発売/太田出版)