サッカーJ3のFC琉球は3月30日、タピック県総ひやごんスタジアムで、県内の全小学校に寄贈する「FC琉球夢ボール」のデザイン受賞者表彰式を行った。
 新型コロナウイルスが流行した2020年から「スポーツの楽しさ、夢を持つ大切さ」を伝えようと、子どもたちがデザインしたサッカーボールを寄贈する球団の取り組みで、今回で4回目。
4月中には各校4個ずつ、計1048個を届ける。
 表彰式は同日の富山戦を前に実施。グランプリを受賞した屋良朝士さん(渡慶次小3年)や金城大道さん(奥間小5年)、砂川大翔さん(宮里小6年)、座安紗良さん(奥間小4年)に夢ボールや副賞が贈られた。屋良さんはサッカーボールと花笠を頭に乗せたシーサーや三線、島草履などをデザイン。配色にこだわり、2日間かけて完成させた。

 絵を描くのが好きな屋良さんは「沖縄らしいデザインを考えた。
グランプリを受賞できてうれしい」と語った。受賞した4人の小学校には選手が直接、夢ボールを届ける。
(南部報道部・新崎哲史)
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