名城村長は「実効性のある再発防止策を講じてほしい」と要望。米兵の外出や飲酒を規制する「リバティー制度」の順守を求めた。大佐は「事故を起こした隊員は、厳しい監視下にある」と説明し、「米軍人・軍属への厳重なアルコールチェックに取り組む」と述べたという。
村によると、村民が10月30日午前6時ごろ、ターミナルの屋根付き歩道の柱に接触し放置されたYナンバー車両を見つけ、警察に通報した。事故を起こした米兵から、基準値の5倍を超えるアルコールが検出された。県警は、道交法違反容疑で捜査している。
村議会は翌31日、臨時会を開き、抗議決議と意見書を全会一致で可決。同日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に文書を手渡した。村民によると、伊江村内でことし7月にも、飲酒運転したとみられる米兵の物損事故が発生したという。県警は、広報事案ではないとして公表していない。
