大正生まれで沖縄県今帰仁村兼次区に住む大山満江さんの長寿を祝おうと2日、親族による「数え100歳おめでとう!」と題した祝宴が同区公民館で開かれた。米国在住の長女家族を含め約60人が参加。
来年1月に99歳となり数え100歳を迎える大山さんは、集まった大勢の親族を見て「おーっ」と喜んだ。
 大山さんは1男4女、孫11人、ひ孫19人に恵まれた。来年5月には玄孫が誕生する。97歳のカジマヤーは新型コロナウイルス禍のため小人数で祝ったが、今回は元気な大山さんを囲んで盛大に開催。娘たちが豚ソーキのケチャップ煮や中味汁、サーターアンダギーなどをこしらえ、振る舞った。大山さんが得意だったメニューで、親族も大好きという。
 大山さんを世話する4女の上間洋(ひろ)子さん(63)は「母はグルメだった父に応えようと、常に料理の腕を磨きとても料理上手だった。働き者でとても優しく家族のために生きてきた人です」と感謝した。
 上間さんによると、大山さんは時折、戦時中に自身が挺身(ていしん)隊から帰ってきた時、家で待っていた父親が抱き締めてくれたことや、4歳で亡くなった息子のことなどを思い出したように語る。
 上間さんは「これからは、ゆっくり自分のペースで現状維持で過ごしてほしい。孫や小さなひ孫たちは元気の源。にこにこ笑って生きてくれたらと願います」と笑顔で話した。
(赤嶺幸代通信員)
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