大山さんは1男4女、孫11人、ひ孫19人に恵まれた。来年5月には玄孫が誕生する。97歳のカジマヤーは新型コロナウイルス禍のため小人数で祝ったが、今回は元気な大山さんを囲んで盛大に開催。娘たちが豚ソーキのケチャップ煮や中味汁、サーターアンダギーなどをこしらえ、振る舞った。大山さんが得意だったメニューで、親族も大好きという。
大山さんを世話する4女の上間洋(ひろ)子さん(63)は「母はグルメだった父に応えようと、常に料理の腕を磨きとても料理上手だった。働き者でとても優しく家族のために生きてきた人です」と感謝した。
上間さんによると、大山さんは時折、戦時中に自身が挺身(ていしん)隊から帰ってきた時、家で待っていた父親が抱き締めてくれたことや、4歳で亡くなった息子のことなどを思い出したように語る。
上間さんは「これからは、ゆっくり自分のペースで現状維持で過ごしてほしい。孫や小さなひ孫たちは元気の源。にこにこ笑って生きてくれたらと願います」と笑顔で話した。