【豊見城・糸満】高齢者の自宅などに直接商品を届ける移動スーパーとくし丸の出発式が11月21日、リウボウ豊崎食品館で開かれた。リウボウストア(親川純代表)が2020年に導入し、今回で5台目。
平日に糸満や豊見城を回り、購入希望者の要望を受けて順次エリアを拡大していく。
 軽自動車のとくし丸は1台で約400品目1200点の商品を運搬でき、刺し身などの生鮮食品から野菜、日用品まで取りそろえる。親川代表は「見て触って選べるのが魅力。決まったドライバーが巡回するので、地域の変化の気づき、高齢者の見守りでも貢献したい」と語った。
 5号車ドライバーの板橋沙知子さん(46)は東日本大震災を経験。「震災後、食品を求めてさまよい歩いた。移動トラックで届ける仕組みがあれば救われることもある。多くの人にサービスを届けたい」と力を込めた。(南部報道部・新崎哲史)
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