2024年もあと1カ月。今年話題になった言葉に贈られる「2024ユーキャン新語・流行語大賞」は、ドラマ「不適切にもほどがある!」を略した「ふてほど」が選ばれました。
略語が浸透したかはともかく、令和のコンプライアンス(法令順守)とコンプラゼロの昭和の違いが話題を呼びました。

 

 トップテンや候補に挙がった言葉の中には聞いたことがないものもあって、検索して調べました。情報源が多様化する今の時代、幅広い世代が納得する流行語って生まれにくいのかもしれません。
ロバーツ監督に那覇市特別栄誉賞
 12月の第1週、ウェブで最も読まれたのは米大リーグ・ドジャーズ監督、デーブ・ロバーツさん(52)の話題でした。母親が那覇市出身で、自身も那覇市生まれ。チームをワールドシリーズ優勝に導いた名将に市特別栄誉賞が贈られました。

贈呈式を終え、那覇市役所ロビーで市民から祝福されるドジャースのデーブ・ロバーツ監督=5日、那覇市役所

 今季から所属した大谷翔平選手の活躍もあり、ロバーツさんは日本国内でも有名ですよね。贈呈式のあった5日は市役所に大勢の人たちが詰めかけ、花道をつくりました。
 議場で取材した記者が「感動的だった」と言ったのは英語のスピーチ。ストレートな言葉で沖縄への思いや謙虚な人柄が伝わりました。
 【スピーチ抜粋】
 ドジャース、ロサンゼルス市がワールドシリーズを制覇することはとてつもない挑戦でしたが、私にとって(パズルの)最後のピースは那覇に来て、私の沖縄の人々に会い、一緒にお祝いすることでした。私の2024年の旅はここで完結しました。
皆さんありがとうございます。
 スピーチの全訳はこちら
 ロバーツさんがドジャースの監督になった2016年、沖縄タイムスでは新年号で取り上げました。就任10年となる来季、どんな采配を見せてくれるのか楽しみです。

名酒泡盛 世界が知るきっかけに
 こちらも歓迎の声が上がりました。泡盛を含む「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。泡盛の国内消費が縮小する中、国内外の知名度アップに追い風となりそうです。

甕(かめ)で長期保存した泡盛を確認する職人=11月29日、金武町伊芸の「松藤」

 伝統的酒造りはカビの一種のこうじ菌を使い、蒸したコメなどの原料を発酵させる日本古来の技術。泡盛は黒こうじ菌を使うのが特徴です。クエン酸を大量に生成することから温暖多湿な気候でも腐敗を抑えられ、沖縄に適しています。

各酒造所の泡盛ラベル

 ウェブでは、泡盛を現在製造している県内44酒造所と二つの協同組合の喜びの声と決意を、泡盛ラベルと共に紹介しています。ラベルは色使いやデザインも個性豊か。登録を機にお気に入りの一杯を見つけてみてはいかがでしょうか。

酒造所と泡盛ラベル一覧
香ばしい車エビ 恒例の久米島フェア
 最後は恒例の久米島フェアの話題です。ふるさと元気応援企画「2024久米島町 観光・物産と芸能フェア」が8日まで那覇市久茂地のタイムスビルで開かれています。16事業者が出店し、久米島紬(つむぎ)や特産のみそをはじめ泡盛や化粧品などを販売しています。

久米島漁協は贈答用と素揚げ用に新鮮車エビ120キロを用意。会場には揚げたての匂いが広がっている

 飲食ブースでは、車エビの素揚げの香ばしい匂いが漂っていました。列に並んで、久米島みそを使った沖縄そばを食べてみました。取材した同僚いわく、豆乳が入っているのがポイントだそうです。確かにみそ味のスープはまろやか。サッと炒めたモヤシもシャキシャキしていておしかったです。ごちそうさまでした。

 フェアは7日午前10時~午後7時、8日は午前10時~午後6時まで。8日は寒くなる予報です。
暖かくしてお出かけください。
最も日の入りが早い時期 週末はぐっと寒く
 今週のデジ編チョイスはこの辺で。デジタル編集部の大門雅子が担当しました。
世界一の監督が那覇市にやってきた 感動的だったスピーチの内容...の画像はこちら >>
世界一の監督が那覇市にやってきた 感動的だったスピーチの内容は【タイムス+プラスから11月30日~12月6日】
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