電気料金の値上がりや物価高騰、賃金上昇で経費が膨らんでいることが一因。運賃改定を機に、点検車両の導入やホーム監視モニターの設置などに取り組む。クレジットカード決済への対応など、乗客の利便性向上に向けた設備投資にも充てる。沖縄都市モノレールは「車両削減やDXによる業務効率化も実施してきたが、老朽化対策や修繕、要員確保などの経費増が避けられない」と説明した。
那覇空港駅から、県庁前駅までは現行の270円から290円、てだこ浦西駅までは370円から390円に値上げする。家計の負担を考慮し、通勤、通学の定期の運賃は据え置く。(政経部・大川藍)