(資料写真)パトカー
■中南部で男女3人被害
本島中南部で23~24日、銀行員に成り済まして自宅を訪ね、キャッシュカードをだまし取って現金を引き出す預貯金詐欺事件が3件起きた。県警組織犯罪対策課によると、23日に南風原町で70代女性が約20万円、南城市で70代女性が約13万円、24日には読谷村で80代男性が約200万円の被害に遭った。
同課によると、被害者の自宅に役場や銀行職員を名乗る者から、国民健康保険などの還付金の払い戻しがあると持ちかける電話があった。「期日は今日まで。今のキャッシュカードは来月から使えないので職員を(自宅に)行かせる」などと話していたという。
本島南部では23日、電話はあったがカードを取りに来なかった詐欺未遂事件も2件発覚しており、県警は関連を含めて調べている。
■那覇の40代女性 50万円振り込む
豊見城署は23日、警察官を装ったおれおれ詐欺で、那覇市の自営業の40代女性が、現金50万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、23日午後1時10分ごろ、女性の携帯電話に、県外の警察官を名乗る男から「マネーロンダリング(資金洗浄)であなたの口座が浮上した」「指定した口座に現金を振り込む必要がある」とうその連絡があり、女性は商業施設のATMで現金50万円を振り込んだ。
■宮古ではロマンス詐欺
宮古島署は23日、宮古島市に住む会社員の20代女性が、SNS型ロマンス詐欺で約410万円をだまし取られたと発表した。
署によると、女性は8月中旬、インスタグラムで知り合ったニューヨーク在住の韓国人男性を名乗る人物からメッセージを受けた。
翌月、同一とみられる人物から「返金したいが、日本の口座と海外の口座をリンクさせないと金を引き出せない」などと連絡があり、電子ギフト券を計130万円分購入。ギフト券の番号をSNSで送信した。
金銭の要求頻度が増えたことを不審に思い、友人に相談して詐欺に気付いたという。(資料写真)パトカー">