「宮城精肉店」では中身やソーキ、三枚肉が飛ぶように売れた。客は通常の4~5倍で、 朝から途絶えなかった。従業員の宮城織枝さん(51)は「おいしいものを食べて、いい正月を迎えてほしい」と笑顔で話した。
創業60年以上の「上原山羊肉店」では豚肉の他、予約注文を受けたヤギ肉を販売。年末年始にヤギ肉を食べて英気を養おうと、11月から予約が入るという。今年も20~30人の予約があり、最大で5キロ買う客もいた。
毎年お盆と正月に公設市場で買い物する読谷村の50代女性は、福岡から帰省した大学1年生の息子と一緒に訪れた。中身汁やイナムドゥチなどを作るため、田芋やかまぼこの他、ソーキや中身など1万円分の肉を購入。「正月は家族みんなで集まり、楽しい時間を過ごしたい」と笑った。(社会部・玉那覇長輝)