沖縄県は14日、インフルエンザ警報を発令した。2024年12月30日~2025年1月5日の1週間の定点医療機関当たりの患者数が37・04人と基準の30人を超えた。
警報は30人を超えると発令され、10人未満にならないと解除されない。県感染症対策課の担当者は「流行の拡大を抑えるためには、手洗いやせきエチケット、換気、予防接種といった基本的な予防対策が重要だ」と呼びかけた。

(資料写真)マスクと体温計

 県内では12月27日に注意報が発令されており、年末から年始にかけて患者が増えた。 保健所別の定点当たりの患者数は、那覇市が59.25人と最も多い。南部53.50人、八重山40.33 人、宮古30.25人と、警報の基準となる30人を超えた。北部22.80 人、中部14.33人 となっている。
 年齢別では、60歳以上が349人(16.8%)と最も多く、次いで20~29歳288人(13.9%)、40~49歳281 人(13.5%)と続き、各年代で感染が広がっている。例年、インフルエンザは2月にかけて流行のピークを迎える。今後、低年齢層への拡大も懸念されることから、県は流行の拡大を抑えるため、感染予防策を講じるよう呼びかけている。
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