書店兼図書館は傘下に「ジュンク堂」を持つ丸善CHIホールディングス、丸善雄松堂、図書館流通センターが手がける。施設には親子で触れ合える屋内の遊び場、自主学習・ワークスペース、サークルやボランティア活動の拠点、健康増進施設なども設ける。
敷地面積は約2千平方メートル、延べ床面積は約2500平方メートル。大和リースが代表企業となり、複数の事業者と設計・建設・運営を担う。総事業費は約20億円を見込む。
市は昨秋のワークショップなどで市民からアイデアを募った。事業者からの提案内容も踏まえ、本年度中に基本計画をまとめる。行政側が施設内容を決めてから発注すると運営が赤字になるケースも多いため、テナントを誘致してから設計・施工する「逆算開発」の方式を取った。
市には旧4町村時代の公共施設が点在している。老朽化に伴い、複合施設として再編する方針を決めた。
(南部報道部・平島夏実)
