同日投開票となる浦添市議選も告示され、午前10時半現在、35人が立候補を届け出ている。
浦添市長選では、3期12年の松本市政に対する評価が問われるほか、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設や西海岸開発の是非などが主な争点となる。
里道氏は浦添市西洲の西海岸沿いで出発式を開いた。背にした海を指さし、「こんな宝物を米軍の基地のために何で差し出さないといけないのか。悲しみが迫る。明るい風通しの良い市政をつくり変える大きなチャンスだ」と市政刷新を訴えた。
松本氏は浦添市宮城の選挙事務所前で開いた出発式で、軍港受け入れは那覇市や県全体の発展ための苦渋の決断だと強調。「わくわくするような浦添市の素晴らしい未来をわれわれの手でつくる。もう一度証明していこう」と呼びかけた。
里道 昭美氏(さとみち・あけみ)1957年11月20日生まれ。長崎県出身。
松本 哲治氏(まつもと・てつじ)1967年10月19日生まれ。浦添市宮城出身。カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了。NPO法人代表理事を経て2013年に初当選し、現在3期目。