忠さんは1924(大正13)年生まれ。10代半ばで神奈川県の鶴見に出稼ぎに行き、19歳で徴兵、鹿児島県の部隊に配属された。終戦後、沖縄で故ヒデさんと結婚し、子5人、孫10人、ひ孫11人に恵まれた。
規則正しい生活で食事は腹八分。きれい好きで服や身の回りのものはこだわって選ぶ。好奇心も旺盛で、99歳で携帯電話デビューも果たした。
祝う会では、この日のために作成された忠さんから6代上までさかのぼる家系図が披露され、忠さんは代々つながる歴史に思いをはせた。門中で100歳を迎えるのは忠さんが初めてという。
次男の忠男さん(75)は「おじいは120歳まで悠々と生きると思う。今後も頑張ると約束して」とお祝いの言葉を贈った。