琉球銀行(島袋健頭取)は3月28日から、ゆいレールの全駅でタッチ決済対応のクレジットカードが使えるようになると発表した。三井住友カードの公共交通機関向けタッチ決済サービス「ステラ・トランジット」を沖縄都市モノレール(渡慶次道俊社長)などと連携して導入する。
全48通路のうち38通路の改札機に専用リーダーの設置を進めている。(政経部・大城大輔)

クレジットカードによるタッチ決済改札機のイメージ

 ゆいレールで使えるICカードのオキカやスイカを持たない訪日客などの利便性向上が期待できる。ビザやマスターカードなど国際7ブランドのクレジットカードに対応する。デビットカードやプリペイドカードも利用できる。
 沖縄都市モノレールの石井正事務係は「訪日客は券売機で購入する際に時間がかかり、渋滞することも多い。クレジットカードが使えるようになればスムーズに乗車できる」と期待する。

クレジットカードによるタッチ決済改札機のイメージ

 沖縄都市モノレールによると、ゆいレールの1日平均利用者は約6万人いるが、訪日客の利用者数といった内訳はデータがないという。クレジットカードのタッチ決済導入で、カード利用者の国籍などの属性や乗降データの分析が可能となる。
 同システムは沖縄本島や八重山の路線バス、フェリーなどで既に一部導入されている。琉銀の石井誠専門役は「本島では県民の利用も3割程度あり、利用が広がっている」と話した。システムの導入は国土交通省の「ポストコロナを見据えた受入環境整備促進事業」による補助を利用した。
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ピッ ゆいレール、クレカタッチで改札 3月28日から全駅で対応 オキカなど持たない訪日客の利便性向上へ
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