【浦添】アフリカでペンキアートを学び全国の学校を回っているペンキ画家の「SHOGEN(ショーゲン)」こと上田祥玄さん(38)=東京=がこのほど、浦添市立牧港小学校を訪れ、児童にアートの魅力や表現する楽しさを伝えた。児童は、ペンキアートに挑戦し、生き物や植物など思い思いの絵をグラウンドの塀に描いた。

 ショーゲンさんは日本で会社勤めをしていた28歳の頃、雑貨店で目にしたペンキアート「ティンガティンガ」に衝撃を受けたことをきっかけに脱サラし、タンザニアへ渡航。6色のペンキで生き物を描くアートを学びながら現地の人々と触れ合い、「幸せ」とは何かを教えてもらったという。
 「世界は広くて面白い。いろんな仕事、いろんな人がいる」と語り「絵にうまい、下手はない。全てが正解、全てが成功。自分を信じて」と呼びかけた。
 ワークショップでは全学年の約500人が約180メートルの塀に好きな生き物の絵を描いた。
 橋本彩杏さん(9)と宮里梓乃さん(9)は「話を聞いて自分の気持ちに従えばいいんだなって思った」「自分が良いと思ったことには自信を持ちたい」と声を弾ませた。(浦添西原担当・新垣玲央)
浦添市の小学生500人、ペンキアートに挑戦 思い思いの絵で塀...の画像はこちら >>
浦添市の小学生500人、ペンキアートに挑戦 思い思いの絵で塀を彩る 画家の言葉に児童たちは…
アフリカのペンキアート「ティンガティンガ」を紹介しながら自身の体験を語るSHOGENさん
編集部おすすめ