[なくせ特殊詐欺]
 【与那原】与那原町大見武区(町田元利(もととし)区長)のミニデイサービスが2月20日、大見武集落センターであり、与那原署地域課の南風野(はえの)盛紀さんが特殊詐欺をテーマに約20人に講話した。
 南風野さんは、詐欺の中でも、被害者と顔を合わせずにインターネットや電話のやりとりだけで完結するのが「特殊詐欺」だと説明。
保険料や還付金の払い戻しをうたう犯人は必ず、「今日中じゃないとだめ」「今すぐに」と繰り返し、被害者に考える隙を与えないと指摘した。
 南風野さんは「とぅるばいかーばい(ぼーっとしている)な人がだまされるわけじゃない。誰でもだまされる可能性があるんです。私が今、こんなふうに話していますけど、本当に警察官でしょうか? それくらい疑っていいです」と笑わせた。
 同署は昨年度から、管内の各公民館で特殊詐欺の出前講座を続けている。海外との電話が発信、着信とも無償で休止できる「国際電話不取扱受付センター」のサービスも薦めている。同センターへの問い合わせは電話(0120)210364。(南部報道部・平島夏実)
「私は本当に警察官でしょうか」と講師の署員 特殊詐欺防止でお...の画像はこちら >>
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