【豊見城】県内の多くの中学校で7日、卒業式が開かれた。豊見城市では公立中学校で23年ぶりの分離新設校として昨年4月に開校した豊崎中(大城正篤校長)で第1回卒業式があり、4学級126人が1年近くを過ごした学びやを巣立った。

 式では卒業生が考えたテーマ「色とりどりの未来へ飛び立て!1期生!輝く虹はいつまでも」を懸垂幕で掲揚。大城校長から一人一人に卒業証書が手渡された。
 ロックバンド「かりゆし58」の前川真悟さんらが作詞作曲した校歌を全校生徒で斉唱。卒業生は同バンドのヒット曲「オワリはじまり」を歌い、在校生や保護者に感謝を示した。
 卒業生代表あいさつで初代生徒会長を務めた垣花令采(りこ)さんは「何もかも新しい校舎で勉強、行事にと全力で取り組んだ。みんなで過ごす最後の日となり、とてもさみしいが自分が輝ける道を見つけていこう」と呼びかけた。
 7日は那覇市や豊見城市など51校で卒業式が実施された。8日は沖縄市など72校で予定されている。
 県教育委員会によると、本年度の公立中学校の卒業生は約1万6千人。(南部報道部・新崎哲史)
沖縄の51校の中学校で卒業式 新設した豊崎中1期生の126人...の画像はこちら >>
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