航空機整備を手がけるMROジャパン(那覇市)は、スターフライヤーから受託したリース機の返却整備を期限内の2月に完了した。これが返却整備の初号機で、昨年11月から取り組んでいた。
高橋隆司社長は「事業拡大の非常に大きな一歩。経験を礎にしてさらに改善し、成長につなげられると確信した」と話した。
 航空会社がリース機を返却する際は通常の点検・修理に加え、内装や外装の原状回復などが必要となり、4カ月程度かかる。期限に間に合わなかった場合はその分のリース費が生じる。両社は昨年1月に確認書を締結した。
 スターフライヤーの野口利彦整備本部長は「リース会社の要求に的確かつ柔軟に対応した。工期を守る意識も高い」と感謝した。MROジャパンは来年度もスターフライヤーから1機のリース返却整備を受託している。(政経部・村井規儀)
 
(写図説明)整備完了した機体とMROジャパンのスタッフ=2月、那覇空港(提供)
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