コンビニのレジは詐欺被害を防ぐ最後のとりで-。1年に3回、コンビニ利用客の特殊詐欺被害を防いだとして、県警生活安全部(島尻哲也部長)は12日、ファミリーマート読谷トリイステーション前店の佐渡山瑠乃店長(29)=うるま市=に感謝状を贈呈した。
1年に3回特殊詐欺の被害を防いだファミリーマート読谷トリイステーション前店の佐渡山瑠乃店長=12日、那覇市の県警本部
佐渡山さんは昨年7月、利用客の40代男性が電子マネーギフトカードを購入しようとした際、利用目的を尋ねた。男性は「出会い系サイトの課金で、カードの利用権コードを教えてほしいとメールが来ていた」と話していたという。佐渡山さんは詐欺を疑い、男性を説得。警察に相談して詐欺被害を未然に防いだ。
佐渡山さんは2023年10月と12月にも、電子マネーを購入しようとした利用客の詐欺被害を防ぎ、2度表彰されている。
佐渡山さんは「電子マネーギフトカードの購入客には毎回、利用目的を聞いている。お客さんが安心して買い物ができるよう、これからも積極的に声をかけていきたい」とはにかんだ。(社会部・玉那覇長輝)
1年に3回特殊詐欺の被害を防いだファミリーマート読谷トリイステーション前店の佐渡山瑠乃店長=12日、那覇市の県警本部">