MSCクルーズ(スイス)が、17万トン級の巨大豪華客船「MSCベリッシマ」の那覇発着クルーズを今年11月~来年1月に運行する。那覇、宮古、石垣、台湾の基隆(キールン)を4~5泊で結ぶ17クルーズを計画。
県民向けプランを設けるなど、県内からの集客にも力を入れる考えだ。
 昨年は1~3月、11~12月で那覇発着クルーズを22回実施し、国内客とインバウンド(訪日客)各5万人の計10万人が乗船した。来年にかけての17クルーズでは7万人以上の乗船を見込んでいる。
 MSCクルーズジャパンの区祥誠営業本部長は「国内や海外から飛行機で那覇に移動して船旅を楽しむ『フライ&クルーズ』が好評。昨年の県内からの参加は1万人弱だったため、より多くの県民にも楽しんでほしい」と話した。
 県民向けプランは4泊5日でバルコニー付きの部屋が16万9千円、窓のない部屋は12万9千円など。4月2日午後2時から那覇市の県立博物館・美術館で、翌3日午前9時半から北谷町うみんちゅワーフでそれぞれ説明会を開く。
 阪急交通社東日本営業本部の白石準課長は「食事やアルコールを含めた飲み物、ショーの鑑賞などが含まれると考えるとリーズナブル。寄港地や船内の滞在を楽しんでほしい」と呼びかけた。(政経部・銘苅一哲)
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