戦後80年に際して沖縄を訪問中の天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは4日夜、那覇市内のホテルで、沖縄の子どもたちが本土を訪れて取材活動をする「豆記者」や豆記者経験者ら8人と懇談した。
 
 上皇ご夫妻が1963年に始めた豆記者との交流は両陛下が引き継ぎ、時に愛子さまを同席させた。
豆記者との交流は現在、秋篠宮ご夫妻が引き継いでいる。
 懇談後、いずれも豆記者経験者で沖縄国際大4年の金城若葉さん(22)、県立芸術大2年の岸本望乃叶(ののか)さん(19)、沖縄尚学高校3年の安次冨朱莉(しゅり)さん(17)が記者団の取材に応じた。金城さんと岸本さんは豆記者として2016年に愛子さまと交流。9年ぶりの再会となった。
 金城さんは、以前の交流で一緒に楽しんだバレーボールに関して、愛子さまと思い出話に花を咲かせた。「『まだバレーが好きなんです』『またしたいですね』と言われたのが印象に残っています」。岸本さんは「あの頃と変わらない優しさでした」と振り返った。
 安次冨さんは豆記者の意義について「沖縄で今どのようなことが起きているか、お話しすることで共有できる。沖縄のことを伝えられる」と語った。(社会部・豊島鉄博)
愛子さま「またバレーボールしたいですね」 沖縄の元「豆記者」...の画像はこちら >>
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