経験10年以上の料理人が対象で40人がエントリー。書類審査と2度の試食審査を勝ち抜いた3人が決勝で腕を振るった。
決勝は、前菜はタコ、メインはヤギ肉、デザートにはパインを主食材にした料理で、いずれかにアセロラや沖縄の薬草を使うことが求められた。
グランプリの川下さんは琉球料理の創作「琉球イノベーティブ」が専門。前菜ではタコが柔らかくなるよう低温で調理し、座間味産のハーブを使ったスープを作った。メイン料理ではヤギの香りを抑え、デザートは甘みと酸味のバランスを考えたという。
3度目の挑戦で初の栄冠に。川下さんは「今度こそとの気持ちがあり、時間をかけて臨んだ。時間をかけるほど料理が楽しくなってきて、すごく良かった」と喜びを語った。
(社会部・塩入雄一郎)
