「沖縄の人たちが戦争の苦しみに耐えてきたことが分かるように歌いたい」海勢頭豊さんら慰霊の日前にコンサート、タイムスホールで22日開催
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　慰霊の日を前に２２日に沖縄県那覇市のタイムスホールで開かれるコンサート（主催・沖縄タイムス社）に出演する海勢頭豊さんと民謡グループ「でいご娘」が１７日午前、県庁で会見し、コンサートへの思いを語った。

平和を願うコンサートへの来場を呼びかけるでいご娘（右から４人）と、（左から）海勢頭愛さん、海勢頭豊さん＝１７日午前、沖縄県庁

　代表曲「月桃」などを披露する海勢頭さんは「沖縄の人たちが戦争の苦しみに耐えてきたことが分かるように歌いたい」と抱負。

　でいご娘は、沖縄戦で家族を亡くした父の遺作「艦砲ぬ喰（く）ぇー残（ぬく）さー」などを歌う。４女のひがけい子さんは「一節一節に込められた思いを伝えたい」と意気込んだ。
　コンサートは２２日午後２時開演。料金は２千円、全席自由。
　海勢頭さんが制作に携わった沖縄戦を題材にした映画「ＧＡＭＡ　月桃の花」も１９日から４日間、タイムスホールで上映される。料金は１千円で、高校生以下は無料。問い合わせは沖縄タイムス社文化事業部、電話０９８（８６０）３５８８。

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