沖縄県名護市の安和桟橋で昨年6月、警備員と辺野古新基地建設に反対する市民が死傷した事故を巡り、県警の小堀龍一郎本部長は27日、県議会6月定例会一般質問で「死傷事故発生後も危険な抗議活動が行われている」と述べた。島袋大氏(自民・無所属)への答弁。

 現場周辺での抗議活動について、小堀本部長は「危険、違法な行為に発展する恐れのある抗議活動に対しては引き続き、法令に基づき必要な措置を実施していく」とも説明。事故に関しては、必要な捜査を慎重に進めているとした上で「誰がどのような刑責(刑事責任)を負うのか、あらゆる観点から究明を図っていく」と述べた。
 事故は昨年6月28日に桟橋出口で発生。ダンプカーが接触して警備員の男性が死亡し、抗議の女性が大腿だいたい骨骨折などの重傷を負った。
「死傷事故の後も危険な抗議活動が行われている」 沖縄県警本部...の画像はこちら >>
編集部おすすめ