佐賀県で開かれた全国中学校体育大会軟式野球で初の準優勝を果たした沖縄県宜野座村立宜野座中学校軟式野球部が22日夜、凱旋(がいせん)した。村ふれあい交流センターに到着したのは午後9時前と遅い時間だったが、子どもから大人まで大勢の村民が盛大な拍手で出迎え、快挙をたたえた。
(北部報道部・比嘉海人)
 3年生19人を主軸とした宜野座ナインは初出場で決勝に進んだ。22日の決勝戦では、優勝経験もある強豪駿台学園(東京)から今大会初の点を奪うも1-3で破れ、準優勝した。
 同日、村民は「宜中野球部 感動をありがとう」などと書かれた横断幕を手に「おかえり!」と指笛や拍手で歓迎した。
 主将を務めた3年の宜野座遥斗さん(14)は「応援ありがとうございました」と出迎えた人々に頭を下げ、主将を引き継ぐ山城拓夢さん(13)は「3年生の代わりに僕たちが全国大会で優勝したい」と堂々と宣言し、場を沸かせた。津波建雄監督は「優勝は逃したが、強豪相手に健闘できた。地域の皆さまあっての結果です」と感謝した。
 父母会長を務める平田誠さん(40)は「選手たちはとても変わった。こんなに応援されるチームになるなんて」と感慨深げに話す。
 コロナ禍が明けた2023年度入学の現3年生は当初、それまでの外出自粛などでたまっていたストレスからか、校則に違反することもあったという。
 地域住民が声かけをしたり、保護者が自主練習を手伝ったりするなど大人が積極的に関わるようにした。そのうち率先してごみ拾いをするようになるなど、3年生の態度はみるみる変わっていった。
 平田さんは「準優勝の結果ももちろんうれしいが、一番は彼らが野球を通して人間的に成長し、応援されるようになったこと」と感極まったように話した。
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「感動をありがとう」村民が指笛で歓迎 軟式野球で全国準Vの沖縄・宜野座中が凱旋 父母会長、選手の変化に感極まる
初の全国準優勝を果たし凱旋(がいせん)する宜野座中軟式野球部の選手たち=22日、宜野座村ふれあい交流センター
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