総務省が19日発表した8月の小売物価統計調査で、那覇市のコメ価格(1袋5キロ)をみると、コシヒカリが前月より265円高い5276円と過去最高を更新した。コシヒカリ以外は前月より216円安い5千円だった。
政府は備蓄米の販売期間を延長したが、8月から高値で販売されている新米が県内の店頭に並ぶなど市場のコメ価格に影響している。
 政府は、随意契約で放出した備蓄米の販売期限について、消費者に行き届いてない分もあることから8月末から延長した。
 店頭には8月から新米も並んでいる。名護市では6月下旬から刈り取りが始まり、7月時点で前年同期比7トン増の60トンを収穫している。
 卸業者によると、昨年よりも5キロ当たり千円ほど高値で販売されているという。備蓄米の販売が終わることから、「今後、市場のコメ価格は上がるだろう」と推測した。
 また別の卸業者も「今年の新米が豊作であれば下がる可能生はあるが、どこまで下がるかは不透明。不作であれば高くなるだろう」と話した。
 8月のコメ価格が最も高かったのはいずれも岡山市でコシヒカリは5360円、コシヒカリ以外は5270円だった。東京23区はそれぞれ4949円、4778円だった。(政経部・山田優介)
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那覇市のコシヒカリが過去最高値を更新 8月は5キロ5276円 新米が店頭に並び影響
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