セクハラ認定の沖縄・南城市の古謝市長、不信任案可決　タイムライン形式で緊迫の１日を伝えます

　沖縄県南城市の古謝景春市長のセクハラ問題を巡り、南城市議会が２６日午後、不信任決議案を可決しました。決議案は、今回初めて、古謝市長を支えてきた与党市議の一部が「市政の長期混乱」の責任を問う文面で提案しました。現場で記者が取材した、２６日の市議会や傍聴する市民の様子、市長の表情などをタイムライン形式でお伝えします。

 

14:53　進退明言せず
　市長不信任決議案の可決を受けて、古謝景春市長は、庁舎内で記者団に「みんなと相談しながら、どういう形で今回のものを決着するかを含めて相談したい」と述べた。自らの進退については明言しなかった
 
14:40　可決に市民拍手も
２６日午後２時４０分ごろ　南城市長の不信任決議案が可決され、傍聴する市民らに拍手がわきおこる。握手し喜び合う市民の姿も
 

 

２６日午後２時４３分ごろ　不信任案が可決され、古謝景春市長が記者団の質問に答えず市長室へ戻る
 

14:39　不信任案可決される
２６日午後２時３９分　南城市議会が古謝景春市長のハラスメント問題を巡る不信任決議案を可決。議長を含む議員１９人のうち、無記名投票で賛成１５人、反対３人、退席１人となり、「出席議員の４分の３以上（１４人以上）の賛成」という可決要件に達した

 

２６日午後２時２６分　古謝景春市長の不信任決議案についての無記名投票が始まる。与党の宮城秋夫議員は退席。退席後、宮城秋夫議員は取材に応じず無言

 

13:30　不信任案読み上げ
２６日午後１時半ごろ　南城市議会で４度目となる古謝景春市長に対する不信任決議案（全文）が読み上げられる。不信任決議案への賛成討論を聞きながら涙を拭う市民の姿も

 

13:00　市長、午後の審議へ
２６日午後１時過ぎ　古謝景春市長が不信任案が採決される南城市議会の午後の審議に向かう

 

11:57　採決は午後に持ち越し
２６日午前１１時５７分　南城市議会は昼休憩に。再開は午後１時１５分。いくつかの議案審議を終えてから、日程の最後に古謝景春市長に対する不信任決議案を採決する。採決前に討論が予定されている

 

10:17　市長に笑顔なし
２６日午前１０時１７分　南城市議会９月定例会の最終本会議に臨む古謝景春市長。笑顔はない

 

10:16　異例のマスコミ数
２６日午前１０時１６分ごろ　南城市議会の議場は、計１０社という過去に例を見ない数のマスコミが傍聴。県内は沖縄タイムス、琉球新報、NHK沖縄、沖縄テレビ、琉球放送、琉球朝日放送。県外は日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、しんぶん赤旗
10:30　ロビーにも市民
２６日午前１０時ごろ　南城市議会議場内の傍聴席が満席のため、市民がロビーのモニターで議会を見守る

 

9:52　議会に防犯カメラ
２６日午前９時５２分　南城市議会の廊下には、傍聴に来た市民間で衝突が起きる可能性に備え、防犯カメラが設置されている。南城市の古謝景春市長の不信任決議案を巡り、緊迫している

 

9:50　傍聴席は満席に
２６日午前９時５０分ごろ　南城市議会の傍聴席（報道含めて定員３６人）は、午前８時３０分の開庁と同時に満席に。古謝景春市長に対する不信任決議案の採決を見守ろうと、多くの市民らが集まっている

 

9:00　市長、無言で登庁
２６日午前９時過ぎ　古謝景春市長のセクハラ問題を巡り、南城市議会はきょう、４度目となる不信任決議案を採決予定。渦中の古謝市長が先ほど登庁し、市長室に入った。記者の問いかけには答えず、固い表情

 
 
8:50　市役所前で抗議も
２６日午前８時５１分　南城市役所前で午前8時半ごろから、約４０人の市民らが集まり「勇気は未来を変える」などと書かれたプラカードを掲げる姿が見られた。目の前を通る車がクラクションを鳴らし激励する場面も。市在住の70代女性は「セクハラ被害を受けた女性を救済したいという思いで立っている。議員は退席をせず、堂々と採決してほしい」と話した